第3回広島CAE懇話会
テーマ CAEで変わる広島のモノづくり#2
主催  特定非営利活動法人CAE懇話会
日時   2017年9月8日(金)10:00〜19:00 
場所 広島市安芸区民文化センター
会議室A/B (4階)

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アクセス   
  【JR】海田市(かいたいち)駅より広島方面へ約400メートル(徒歩5分)
 
受付 9:30受付開始 
講演                  ご挨拶
時間 13:30-13:40
講演者 広島大学  特任教授  栗栖 徹 氏 
講演1 「デジタルイノベーションセンターご紹介」
時間 13:40〜14:10 
講演者 ひろしま産業振興機構  安藤 誠一 氏
概要 本年10月に開設予定のデジタルイノベーションセンターのご紹介をします。
広島地区における企業を中心に技術力向上のための様々なご支援内容、研修コースについてご説明します。
講演2 「配管・ノズル内流動解析の 有限要素法による効率化」
時間 14:10〜14:50
講演者 JFEテクノリサーチ株式会社 池野 正 氏、尾山 雅文 氏
概要  現在、汎用流体解析コードの多くは有限体積法を用いている。有限要素法の AcuSolveは、有限体積法コードほど多機能ではないものの、これらには無い有用 な特徴を備えている。弊社では有限体積法による解析を多く実施してきたが、 AcuSolveの利用環境が整ったため、これを用いて、配管やノズルの流れ、そし て、構造解析へ温度場を渡す方法を検討した。
講演3  「売上に貢献できるCAE 〜ゼロからスタート、費用対効果で躍進〜」
時間  15:10 - 16:10
講演者  光洋サーモシステム株式会社 藤山 周秀 氏
概要 社内設計者が100% 2DCADで設計を実施していた2001年に、一人で3DCADとCAEツールを使い始めました。 この15年間どのように使い、広め、成果を出し、CAE技術者の地位を向上させてきたか、その取組みについて具体的な事例と共にお話ししたいと思います。
   導入初期のころは、『CAEって何?』とか、『CAEなんて必要ない』とか、『合ってるの?』とか、誰も振り向いてくれないどころか、『いつまでそんなことやってるんだ』とまで言われましたが、今や『CAEなしでは設計・開発が進まない』とか、『CAEがないと受注できない』とか、まで言われるような存在になりました。
   CAE専任者は7名。専任者と言っても、自分で検証測定を実施します。だから実験解析グループと言う名称に改名しました。最初はいわゆる設計者向けのミドルレンジCAEから始め、今やハイエンド系のANSYS、FLUENT、JMAGを軸に、スパコン(FOCUS)も大いに活用しながら年間250件を超えるCAEテーマをこなしています。
 CAEで答えを出すだけでは何の価値もありません。“CAEを使いこなす“という本質的な意味と価値を社内で理解してもらうために、実績を持って示すしか方法はないと考え、CAE関連コミュニティーで多くの人に尋ねてはヒントにし、自分で考え、どう仕組みにおとしこむべきかを模索してきました。
 今回の講演では、導入当時の苦労話を中心に、それをどう乗り越え、CAEの市民権獲得にまで至ったのか、そのプロセスで考えて取り組んできたことを、じっくりとお話しさせていただきたいと思います。
講演4  「金属積層造形技術とそのシミュレーション開発の最新動向」
時間  16:30 - 17:30
講演者  近畿大学工学部  京極 秀樹 氏
 概要  3Dプリンタを利用した“ものづくり”革新が起き始めている。とりわけ、金属3Dプリンタを利用した航空宇宙分野や医療分野においては、必須の加工技術の一つとなってきている。金属積層造形技術は、世界的にはアディティブ・マニュファクチャリング(Additive Manufacturing::AM)と呼ぶ技術のカテゴリーのうちの一つで、従来の除去加工や鋳造などでは成形できない三次元複雑形状品を製造できることから、製品の軽量化や高機能化を図ることができるため、金属加工分野においても“ものづくり”を革新するといわれている。本講演では、金属積層造形技術における最新情報として、金属3Dプリンタの現状、特徴、プロセスの概要ならびに提供例について述べるとともに、本技術の進展において重要となってきているトポロジー最適設計やラティス構造の適用事例、溶融凝固シミュレーションや熱変形シミュレーションなどの現状、さらには技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)で実施している国家プロジェクトの成果についても紹介する。
団体会員
講演
 団体会員講演1  「クラウドを活用したCAEの更なる活用」
 時間  10:00-10:30
 講演者  アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 小川 貴士 氏
 概要 クラウドでは自社で大規模なコンピュータリソースを保有することなく、今まで行えなかった規模のCAE解析処理を行うことが可能であり、ものづくりの現場に大きなブレークスルーをもたらします。本講演ではCAE分野におけるAWSクラウド活用についてご紹介します。 
 団体会員講演2  「工期短し 我を助けよJupiter-Oasis!」
時間  10:30-11:00
 講演者  株式会社テクノスター 三浦 一壽 氏
概要  TechnoStarの解析者向けプロツールを組み込んだ、設計者CAEソフト“Jupter-Oasis”を紹介します。ハイエンドの自動モデリングシステム(複雑形状の全自動メッシング、自動接触設定、自動ボルト処理、自動部品差し替え、など)、コア数無制限ソルバー、自動レポート処理、結果検討機能を織り込んだCAEシステムです。設計者によるプロレベルの自動モデリングと、十分な結果検討をサポートします。
 団体会員講演3 「CAEを用いたフロントローディングの最前線 〜ANSYS AIMを用いた最適設計プロセスのご紹介〜」
時間  11:00-11:30
講演者  サイバネットシステム株式会社 津田 俊幸 氏
概要 CAEを用いたフロントローディングの必要性が叫ばれて久しいですが、現状は『習得に時間がかかる』『解析分野毎に複数のツールを併用したくない』『最適化プロセスが煩雑』と言った声が聞こえてきます。今回ご紹介させて頂く『ANSYS AIM』では、形状作成〜解析〜最適化と言った一連の作業を簡易に実施することができ、多角的な設計の高度化を図れます。事例を通じてCAEの活用法をご紹介できれば幸いです。
 団体会員講演4 「産業界のCAE技術活用促進の取り組みと基盤計算機「FOCUSスパコン」について」
 時間 11:30-12:00
講演者  計算科学振興財団  中谷 景一 氏
概要 CAE技術の普及と裾野拡大を目的として設立された計算科学振興財団(FOCUS)では、産業界でのCAE技術活用の促進のために「スパコン利用相談センター」を設け、また在地である神戸を中心に年間160回を超える講習会を開催するなどCAE技術者育成に取り組んでいる。今回はその取り組みとともにCAE活用基盤として運用している産業界用の公的スーパーコンピュータ「FOCUSスパコン」を紹介する。
アフタヌーン・
プレゼンテーション  
デモ展示団体会員様によるプレゼンテーション  
時間  13:00-13:30
講演者  デモ展示団体会員様
 時間割     TimeTable  
資料 株式会社テクノスター  Documentation
(公財)計算科学振興財団   Documentation
デモ
展示
                 
サイバネットシステム株式会社 マルチフィジックスCAEツール ANSYS
株式会社CAEソリューションズ クラウドCAE、Rescale高度FEM解析ソフトFemap with NX Nastranなど
公益財団法人計算科学振興財団  FOCUS実施講習会、FOCUSスパコン等のご案内
株式会社インサイト 短繊維や球状粒子モデル作成ならインサイトのパッキングソフト 
株式会社テクノスター <新製品>汎用プリポスト・ソルバーJupiter-Solutions 
ムラタソフトウェア株式会社  解析シミュレーションソフトFemtetR 
株式会社電通国際情報サービス Simcenter 3Dシミュレーションにより技術革新を加速 
アマゾン ウェブ サービスジャパン株式会社 AWSのソリューションをご紹介。AWSよろず相談も承ります。 
参加
費用
第3回広島CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
   ・一般    :2000円(税込)    ・学生会員 :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
   ・2000円(税込)

■CAE懇話会個人会員外
   ・一般    :3000円(税込)    ・学生/院生: 1,000円

※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください

☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、9月1日(金)までに
個人会員登録申請
を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。
参加
申込
WEBによる事前申し込みは終了しました。
当日会場受付にお越しください。
備考 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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