中部地区 『 実践CFD初級講座 』

                                  〜 2012年度コース 〜
講 師     講義:  名城大学 教授         瀧 佳弘 様
   演習:  株式会社 JSOL         技術者
趣旨 〜 構造解析を知っていれば熱流体問題が解けて、その仕組みが理解できる 〜
『 実践CFD 』というタイトルを目にして、どのように感じますか?
本解析塾はCFDの専門家というより、日頃構造解析を行っているが流体解析はよくわからないという方向けです。 これまで構造解析で培った、有限要素法のご経験に基づいた延長で、流体解析がご理解できる内容です。 流体解析は敷居が高いと感じている方、有限要素法をもう一度基礎から勉強したい方にとって知見を広げるチャンスです。
もちろんCFD技術者のご参加も大歓迎です。
開催期間  2012年6月〜10月  4回コース
開催予定日

   第1回:  6月23日(土)
   第2回:  7月21日(土)
   第3回:  9月15日(土)
   第4回: 10月13日(土)

 注:会場・講師の都合により、開催日・会場を変更する場合があります。
開催場所
 名城大学名駅サテライト(MSAT)
           ※名古屋駅のすぐ前(地下鉄4番出口を出てすぐ)TEL 052-551-1666
http://www.meijo-u.ac.jp/campus/shisetsu/sate.html
開催時間 講義と関連する課題実習による、午前と午後の2部構成 4回コース。
使用ソフトはAcuSolve(開SOL協力)
       ○ 午前 : 10:00〜 12:00
       名城大学  瀧 教授
               ・ 応力解析との類似性に焦点を当て、流れ解析に必要な留意点の理論講座
               ・ 境界条件と初期条件の与え方および移動境界の処理法をはじめ、
                 陰解法が解の収束性を改善するために必要な理由、および並列計算の解説
        ○ 午後 : 13:00〜16:00
        開SOL  AcuSolve技術者
                 ・ 汎用流体解析ソルバー(AcuSolve)の利用と実習を通して具体的な問題を解く
                 ・ 受講者の各PCにAcuSolveをインストールし計算を実行を体験する
受講料  受講料: 個人会員 30,000円  非個人会員 40,000
定 員 10名以上20名以下
         (最低受講者数に満たない場合は開催しない場合があります。    定員になり次第、締め切ります)
備 考 *本講座では演習問題により理解を深めるために有限要素法による流体解析ソフトを使用します。
  詳細は下の演習ソフト説明欄をご覧下さい

*修了証については、全ての講義に出席した場合、あるいはそれと相当すると講師が判断した
    場合に発行します。
内 容 対象者:
      ・ 構造解析技術者等の有限要素法経験者
      ・ 流体解析初心者
講座の内容:
    有限要素CFDの概要
       有限要素法は変分理論と要素の概念をベースに発展した。その歴史の中で培われた
       プリプロセスとのデータ処理技術の融合により任意形状の取り扱いに優れている。
       流体分野でも研究が続けられ、安定化法理論の発見により、現在優れたソフトが工業界のみ
       ならず、生体、スポーツ、気象etc, で活用されている。
       さらには複合物理現象にも親和性がある。要素内が関数近似されているため各物理現象間の
       接続がスムーズにできるため、より複雑に絡み合った現象への対応も期待できる。
第1回 6月23日 / 有限要素法入門
     講義
           ・安定化法と有限要素法
     演習 / 円柱と角柱廻りの流れ
           ・ソフトウェア環境の説明、ソフトのインストール、基本操作
           ・簡単な形状(円柱・角柱)の周りの流れを例に、流体の3次元非定常流れ解析の実際を体験する。
             現実の3次元非定常の現象を、解析モデルとして単純化する上で考慮すべき事柄を学ぶ。
第2回 7月21日 / FEM(Finite Element Method)と応力/流体解析
     講義
           ・ FEM(Finite Element Method)と応力/流体解析
     演習 / 電源トランスの放熱と対流
           ・熱流体の解析を体験し、製品の放熱設計のモデル化手段をいくつか体験する。
第3回 8月18日 / 仮想仕事の原理 vs. 重み付き残差法+ガラーキン法と時間積分法
     講義
           ・ 仮想仕事の原理 .vs. 重み付き残さ法+ガラーキン法 と時間積分法
     演習/構造と流体の連成問題(パイプラインの自励振動)
           ・構造物が流体から影響を受け、構造物が移動変形する様子を体験する。
第4回 9月15日 / ALEとMesh Update法,そして連成問題,その他
     講義
           ・ALEMesh Update法,そして連成問題,その他
     演習/自由表面問題(シンプル津波モデル)
           ・自由表面をふくむ流体の挙動を体験する。
受講者の声  ・ 実践CFDコースは実践的、かつ理論的であった
 ・ FEMを使って流体を解くことの基礎を教えてもらったことは非常に役に立った
演習ソフト
説明
 ・ 演習ソフトに関しては有限要素法による流れ解析であるAcuSolveを用います
 ・ 演習PCとしてノートPCを持参下さい

作動環境
  ハードウェアの仕様
    プロセッサ: デュアルコア(Core2Duo以降) 1.2GHz以上が望ましい
    空きディスク容量: 2GB以上
    システムメモリ (RAM): 2GB以上
  OSの仕様
    Microsoft Windows
      Windows7、Windows XP(SP2)
    Linux
申込方法    ←お申込はこちらより承ります。 
      お申し込みのとき、ブラウザは、Internet Explorerをお使いください。
      Firefoxをお使いの場合は、Version 4をお使いください。