中部地区 CAEのための材料力学

                          〜 2017年/平成29年度 コース 〜
講 師   AN技術士事務所         中本 昭 様
開催期間 2017年7月〜10月 全6回コース
                                         
開催予定日
   第1回:  7月15日(土)
   第2回:  8月 5日(土)
   第3回:  8月26日(土)
   第4回:  9月16日(土)
   第5回:  10月 7日(土)
   第6回:  10月21日(土)<--10月28日(土)
     
 注:会場・講師の都合により、開催日・会場を変更する場合があります。
開催場所 刈谷市産業振興センター
            JR刈谷駅(北口)・名鉄刈谷駅(北口)から徒歩3分

第2回のみ:中央生涯学習センター 405研修室
 JR刈谷駅(南口)、名鉄刈谷駅(南口)から徒歩3分
開催時間  10:00−16:30
受講料  受講料: 
  <CAEのための材料力学>  個人会員 50,000円  非個人会員  60,000円
   テキストは、1,500円です。受講料とあわせてご請求いたします。
     
定 員 8名以上20名以下
(最低受講者数に満たない場合は開催しない場合があります。定員になり次第、締め切ります)
講座の
ねらい
汎用のCAE ソフトでは、ありとあらゆる構造解析が実行可能です。そのバックグラウンドには,ガリレオ以来数百年に亘る材料力学に関する豊富な理論や知識があって,これらを少しずつ理解していけば,CAE による構造解析作業を効率的に実行し,製品の品質を高めていくことができます。本コースでは、
(1)「力」のつり合いを解いて,それぞれの部材や部品に作用する力を明らかにする
(2)外力に対する内力を定義し,変形モードを仮定して,内力(応力)と変形を解析する
(3)応力とひずみの定義を明らかにして,これらが満たすべき条件式を解析的に解く
(4)解析的に解くのが難しい問題を数値的に解く
といった手順で物体の変形と応力を求める方法を学びます。
申込方法    ←<CAEのための材料力学入門>のお申込はこちらより承ります。 
      お申し込みのとき、ブラウザは、Internet Explorerをお使いください。
      Firefoxをお使いの場合は、Version 36以降をお使いください
受講して
ほしい人
・物理や力学はあまり自信がないという方
・材料力学を初めて学ぶ方
・もう一度、基礎の基礎からやり直そうという方
・今から強度設計やCAEを利用した強度解析業務に従事される方
・固体力学分野の計算力学技術者2級をめざす方
に聞いて頂きたい内容です。
到達目標 ・力の本質を理解し、力のつり合いが解ける。
・実際問題を簡単なモデルに置き換えて応力と変位を計算できる。
・CAEを自立的に利用できる技術者をめざす。
講義の構成 テキストとスライドを利用して進め、演習を適宜行います。
質疑応答を重視します。
1回の時間配分の目安は下記のとおり。
    10:00-12:00 前回講義の復習,質疑,講義
    12:00-13:00 昼食休憩
    13:00-14:30 演習と解説
    14:30-14:40 休憩
    14:40-16:20 講義
    16:20-16:30 まとめと質疑

講義内容の理解を深めるために演習を行うので,計算用紙と電卓が必要です。
講義内容 1日目 質点の運動に関する自然界の法則と質点の運動を解析する方法
・ニュートンの運動の法則,等速運動,等加速度運動
・運動方程式をたてる,解く
・運動量,運動エネルギ,仕事,角運動量
2日目 力の本質、力と力のモーメントの関係、力のつり合い、外力と内力の違い力とは何か?
・力のモーメント,質点と剛体に関する力のつり合い
・外力と内力の違い,内力の見かた,内力の大きさ
3日目 基本構造部材である棒の変形の特徴、変形と応力
・変形モードの仮定,引張・圧縮,ねじり,曲げ,断面二次モーメント
・外力仕事と変形のエネルギの関係,マクスウエルの相反定理
・カスティリアーノの定理,最小仕事の原理
4日目 曲げモーメントとせん断力を受けるはりのたわみと応力
・はりの外力と内力,境界条件
・モーメントとせん断力の関係,たわみの微分方程式を解く,不静定問題
・せん断応力の分布,せん断たわみ,座屈
5日目 連続体の変形と応力を表現する方法と具体的な解析法の基礎となる考え方
・変位とひずみ,コーシー応力,応力とひずみの関係,エネルギ原理
・2次元応力状態,応力関数
・マトリックス法,剛性マトリックスを作る,剛性方程式を解く
6日目 有限要素法はどんな計算方法なのだろうか?
・有限要素法のイメージ,3 角形要素による解析,平板の引張
・材料の機械的性質の特徴と強度の考え方
・材料試験,弾性破損,疲労強度
・モデル化の要点と結果の検証
その他 テキスト
こちらであらかじめ準備させていただきます。
テキストは1,500円です。受講料と一緒にあわせてご請求いたします。
   
受講者の声
・知識や理解に抜けがあると独学しようとしても全然進まなかったが、専門書の内容が分かるようになったのが良かったです。
・余談で設計に対する話などが聞けて良かったです。
・「はりの曲げ」「応力・ひずみテンソル」の理解が深まったのが良かった。
・半分以上は理解できたと思っているので、目的は達成できたと思う。
 あと半分は、独学と先生への質問で。。。
・材料力学の全体像を把握することができた。
・職場で上司から材料力学を教えて貰う機会しかなかったので、職場内で発生した問題や疑問にしか目を向けることができなかった。
 今回、講義を受けて視野の狭さを実感したとともに疑問が増えてこれから勉強していくべきものが少し見えてきていい経験になりました。
・講義中に理解しきれなかったが、材料力学の全体像を知ることができました。
 講義終了後も勉強を続けたいと思います。
・CAEを初めて1年半くらいになるが、今までイメージで捉えていたところが
 少しづつ理論的に理解できるようになった。
・材料力学がそれ自体初めての分野だったので様々な内容を幅広く知ることが
 できて良かった。
・固体力学2級の不明だったところがテキストと講座で判った。
・質問に対して、講師(中本様)の説明は判り易く、丁寧で理解しやすかった。