中部地区 トポロジー最適化
弾性体ならびに熱流体関連工学諸分野の簡単な例題を通じて学ぶ
トポロジー最適化の基礎理論と実際

講師

近藤 継男 氏 (京都大学 研究員、 元豊田中央研究所)

開催期間

2025年 9 月 から 2025年11月 までの 6回コース

開催予定日

第1回:   9 13 (土)
第2回:    9 27 (土)
第3回:   10 11 (土)
第4回:   10 25 (土)
第5回:   11  8
(土)
第6回:   11 22
(土)

注1:会場・講師の都合により開催日、会場を変更する場合があります。
開催時間 13:30 〜 16:30

開催場所

STATION Ai 会議室
 JR中央本線 鶴舞駅から徒歩6分
 〒466-0064 名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号   

   STATION Ai Google Map

受講方法

以下のいずれかを選択してください。

1.対面受講 (会場参加)形式
2.オンライン受講形式
3.対面受講形式とオンライン受講形式併用
   (毎回いずれの形式での受講となるかを連絡ください)
4.オンデマンド形式
   (オンデマンド形式は、開催日にはすべて参加できない場合です。
     毎回録画データを視聴する受講形式です。
     開催日に対面受講あるいはオンライン形式で受講可能な場合は、1,2,3を選択してください。)

受講料

個人会員  : 50、000
個人会員外: 60、000
学生会員  : 10、000円

定員

4名以上30名以下(対面受講は10名以下)
*最低受講者数に満たない場合は、その拠点では開催しない場合があります。
*定員になり次第、締め切ります。

概要 2024年4月に出版された「トポロジー最適化の基礎--- 弾性体ならびに熱流体関連工学諸問題への応用のために (コロナ社)」を参考書籍として、次に記すような工学諸問題を対象に、トポロジー最適化により最適設計問題の解 (何らかの制約条件のもとで目的関数を最小化する物体等の形) を求める方法 (トポロジー最適化の基礎理論) について解説 (講義) します。また、トポロジー最適化の簡単な例題を、商用CAEソフトウェア (COMSOL) を用いて解く実体験 (トポロジー最適化の実習) をしていただきます。
・ 固体熱伝導: 固体中の熱の流れの最大化 (熱抵抗の最小化)
・ 弾性体変形: 弾性体の変形の最小化 (変形抵抗・剛性の最大化)
・ 流体 (ストークス流と層流): 流体中のエネルギ損失の最小化、流れの中に存在する物体にはたらく抗力の最小化あるいは揚力の最大化
・ 熱伝達(層流熱伝導): 流れによる熱の輸送(熱伝達、熱交換)の最大化

受講者としては、例えば次に記すような方を想定しています。
   トポロジー最適化法の基礎的な理論や手続きについて学びたい方
   トポロジー最適化法を利用した設計業務等にこれから取り組まれる方
  ・ トポロジー最適化法を利用した設計業務等にすでに取り組んでいるが、あらためて基本的なことを学び直したい方

進め方 毎回、時間を前半と後半に分け、前半は講師が講義形式でトポロジー最適化の基礎理論を説明し、後半は商用CAEソフトウェア (COMSOL) を用いて、受講者にトポロジー最適化の計算を実体験 (実習) していただきます。ただし、第1回は異なる形式をとります。

内容

第1回 9月13日(土) イントロダクション
 説明: 全体の進め方など (と自己紹介)
 講義: 最適化とCAE
 講義: ベクトルとテンソル、汎関数ならびにその変文と微分、変数と方程式の無次元化など
 講義: 利用するソフトウェア(COMSOL)の使用法
第2回 9月27日(土) 一次元最適化問題
 講義: 一次元の簡単な最適化問題
 実習: 最短経路、最速降下曲線など
第3回 10月11日(土) 熱伝導の最適化
 講義: 固体熱伝導の最適化
 実習: 熱抵抗最小化など
第4回  10月25日(土) 弾性体の最適化
 講義: 弾性体構造の最適化
 実習: 剛性最大化など
第5回 11月8日(土) 流れの最適化
 講義: 流れ(ストークス流、層流)の最適化
 実習: エネルギ損失最小化、抗力最小化、揚力最大化など
第6回 11月22日(土) 熱伝達の最適化
 講義: 熱伝達(層流熱伝達)の最適化
 実習: 熱伝達・熱交換量の最大化など
過去の関連講座を受講された方の声 講座全体について:
・ 目的関数についての数式は難しかったが、わかり易い説明をして頂けたのでおおまかであるが理解できた。
・ 各分野の基本的な式から説明があったので理解が進んだ。
・ 一見難しそうな方程式をわかり易く講義して頂けました。
受講した効果について:
・ 自分が業務で使っている最適化ソフトについても良くわからなかったが、その中身を気にするようになった。
・ 業務でトポロジー最適化は行っていないが、構造、伝熱、流体に関する理解が深まったので良かった。
・ 方程式の「見方」を教えていただき、目からウロコでした。
テキスト 講師があらかじめ準備します。

下記書籍は、受講者の方に配布します。
書籍費用は、受講費用に含まれます。

参考書籍: 近藤継男・矢地健太郎・西脇眞二、トポロジー最適化の基礎-     
-- 弾性体ならびに熱流体関連工学諸問題への応用のために、コロナ社(2024)
   

実習用PC OS Windows10、11、メモリ: 4GB以上、HDD: 10GB以上の空き容量。
録画データ  毎回、講義内容を自習用、復習用に視聴できるようにします。
視聴期間は約1ヶ月です。 
予備知識 大学1-2年レベルの数学と力学に関する知識が期待されますが、必要に応じ、講義で補います。
申込方法  ← お申込はこちらより承ります