神戸シミュレーションスクール2025 (流体解析編) 〜公認CAE技能講習会〜 主催:公益財団法人計算科学振興財団 実施事業者:NPO法人CAE懇話会 |
|
---|---|
講師 |
(講義)および(実習) 大阪工業大学 教授 宮部 正洋 氏 |
開催期間 |
2025年9月から2026年1月までの5回コース |
開催日 |
第1回: 9月 2日(火) |
開催場所 |
オンライン形式 |
開催時間 |
第1回: 10:00−17:00 |
受講料 |
受講料: 10,000円 (消費税込み)※ |
対象者 |
・流体解析を設計業務や開発業務で使用される企業の方。 |
定員 |
20名 |
テキスト | 講習会用資料は、毎回事前にダウンロードできるように準備します。 |
備考 |
*日本機械学会の公認CAE講習会(熱流体力学分野)(2025年度)に認定されました。 |
申込方法 | ←お申込はこちらより承ります。 GoogleFormsを使用します。 GoogleFormsへアクセスができない場合は、事務局までメールでご連絡ください。 |
お問合せ先 | NPO法人CAE懇話会 事務局 (jimukyoku5@cae21.org) TEL:06-6374-8035 |
内容 |
概要 |
第1回から第5回まで、午前中の講義と午後の実習で構成されています。 企業での事例等の紹介の時間を数回設ける予定です。 |
|
第1回 |
|
・講義 | |
基礎数学準備としてテイラー展開と差分近似について学ぶ。 また流体力学の基礎となる連続体近似の概念を身につける。 |
|
・実習 | |
FOCUSスパコンの使い方やLinuxコマンドを学ぶ。 またOpenFOAMのチュートリアルケースを実行し、一連の流体解析の基本的な操作を学ぶ。 |
|
第2回 |
|
・講義 | |
偏微分方程式をコンピュータで解くための離散化手法の概念について理解する。 | |
・実習 | |
OpenFOAMを用いて基本的な流れ場の計算を行う。 離散化スキームによる結果の違いや緩和係数の影響について学ぶ。 |
|
第3回 |
|
・講義 | |
複雑な形状を持つ解析対象に適応可能な有限体積法の基礎を学ぶ。 また、物体境界に沿って計算格子を生成する手法について学ぶ。 |
|
・実習 | |
OpenFOAMを用いて基本的な流れ場の計算を行う。 メッシュ形状、密度や直交補正などを変更した際の計算結果の違いを検討する。 |
|
第4回 |
|
・講義 | |
拡散方程式の導出方法を学び、物理的な意味について理解する。 また拡散方程式の離散化を行う。 |
|
・実習 | |
OpenFOAMを用いて拡散方程式を解く。 また基本的な流れ場の計算を行い、行列解法について学ぶ。 |
|
第5回 | |
・講義 | |
流体のナビエ・ストークス方程式に対する離散化手法を学ぶ。 さらに実際の解析に必要な境界条件の種類・設定法について学ぶ。 |
|
・実習 | |
OpenFOAMを用いて基本的な多相流の計算を行う。 計算パラメータや格子などを変更した際の計算結果の違いを検討する。 |
|
(注)コース内容は、変更される場合があります。最新情報は本ページを参照ください。 | |
OpenFOAMの環境構築について | ・OpenFOAMの環境を受講者のPCに受講者が単独で環境構築するための情報を提供します。本スクール終了後も、受講者がOpenFOAMを使用できる環境を構築することが目的です。 ・導入および初期利用に関する説明時間を本スクールの中で用意しています。 ・下記テキストを事前に受講者に配布されます。 テキスト費用は、受講費用に含まれます。 ![]() 改訂新版 OpenFOAMの歩き方 | インプレス NextPublishing |
事前準備 について |
1.オンライン形式のための事前準備および確認をスクール開始前に実施します。 スケジュールは個別に調整させていただきます。 開催前までに完了できるように、できるだけ余裕をもって参加申し込みをいただきますよう、お願いいたします。 2.テスト内容 (1)事前確認テストのためのPCを用意ください。 (2)オンライン講義と実習は、Web会議(Webex Meetings)を使用します。 1)Webex Meetingsによる通信テスト、音声共有、画面共有、チャットのテスト確認を実施します。問題がなければ、5分程度で完了します。課題がある場合は、時間を要する場合があります。 Web会議を経験済みのかたも必ず確認してください。 2)実習は、FOCUSスパコンを使用します。 FOCUSスパコンにアクセスするための環境を事前に用意いただきます。 具体的に準備いただく内容としては、いくつかの基本的なソフトウェアの導入です。 そのため、使用されるPCの管理者権限が必要となります。 事前テストでは、FOCUSスパコンにアクセスすることを確認します。 問題がなければ10分程度で完了しますが、課題がある場合は、時間を要する場合があります。 |