(04-01)

Q:フォンミーゼス(VonMises)応力の意味を説明してほしい。


A1

通常、応力状態は、テンソルで表わされる。それは、3つの直交する主応力(ベクトル )で統合できる。 それをさらに単軸引張応力に置き換えたものがフォンミーゼス(VonMises)相当応力であ る。 フォンミーゼス(VonMises)相当応力は、スカラー(数値のみ)なので簡単に比較ができ 、強度評価に使われる。



A2

ミーゼスは 人の名前です.
材料内部の応力状態はXYZの引っ張りとせん断3つで全部で6個あります.6方向の応力を総合してその材料が塑性変形するかどうかを判断するのは,イメージがないので分かりません.ミーゼスはそれを八面体せん断応力説で説明し、その結果、ミーゼスの応力を計算すれば,6方向の応力を1次元の引っ張り又は圧縮した面での応力に換算できると言うのが,真髄です.
ですから,ミーゼスの応力を計算して,(方向はもうなく+−もない)その値が材料の引っ張り又は圧縮試験の降伏応力に達していれば材料は塑性変形します.