| 第100回関西CAE懇話会 (会場対面形式/オンライン形式)
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                | 共催 | 大阪成蹊大学 | 
              
                | テーマ | 「CAEと計測技術の融合」 | 
          
                | 日時 | 2025年3月14日(金)10:30〜19:00 | 
          
                | 場所 | 大阪成蹊大学 駅前キャンパス 3F 301教室/オンライン形式 | 
              
                | 定員 | 70名(会場)、100名(オンライン) 
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                | ご案内ちらし |  | 
              
                | 会場 | 会場対面形式/オンライン形式 
 大阪成蹊大学 駅前キャンパス 3F 301教室
 
  最寄り駅:阪急電車京都線 相川駅 徒歩2分 | 
              
                | オンライン 会議
 | WebExを使用します。はじめて使用される方、あるいは事前テストを希望される方は、申込時に”事前テスト希望”と記載ください。 | 
              
                | 受付 | 10:00 受付開始 | 
              
                | 開会挨拶/ 企業講演1
 | 「CAEと計測の融合技術に関する期待と展望」 | 
              
                | 時間 | 10:30〜11:15 | 
              
                | 講師 | 関西CAE懇話会 / ダイキン工業株式会社   片山 達也 氏 | 
              
                | 概要 | CAEは、実物がなくとも現象を予測できる強力なツールであるが、モデル化誤差や数値誤差を含むため、真値に対する予測には限界がある。一方、実験計測においても計測誤差が存在し、真値の予測は非常に難しい。CAEによる予測と実験で得られる計測データを上手く融合する「データ同化」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)に必要不可欠な技術であり、今後さらなる工学的な利用が期待される。本講演の理解促進の一助になることを目的とし、普段データ同化になじみのない方向けに技術の狙いや仕組みについて概説する。次に、実際の企業が直面している課題について具体的に説明し、最後に参加者の新たな発想につながる応用的な活用や、今後の展望について述べる。 | 
              
                | 団体会員様 講演1
 | 「CAEとデータサイエンスの融合:従来型データ同化からAIベースアプローチまで」 | 
              
                | 時間 | 11:15〜11:55 | 
          
                | 講師 | 株式会社インサイト   三好 昭生 氏 | 
              
                | 概要 | データ同化とは、シミュレーションと計測を組み合わせることで、それぞれの長所を活かしつつ短所を補完する手法です。本講演では、まずCAEの現状と課題を概観し、データサイエンスとの融合の必要性について述べます。続いて、Kalman
                FilterやParticle Filterなどの従来型データ同化手法に加え、Physics-Informed Neural Networks
                (PINNs)など深層学習を活用した最新のデータ同化手法について解説します。また、最新の研究論文として、深層生成モデルを用いたScore-based
                Latent Assimilation in Multimodal Setting (SLAMS)を紹介し、異種データの統一的な処理、低品質データへの頑健性、物理的整合性の維持について具体的な適用事例を交えて説明します。 | 
              
                | 企業講演2 | 「機械製品へのバーチャルセンシング技術の適用」 | 
          
                | 時間 | 13:00〜13:45 | 
          
                | 講師 | 三菱電機株式会社    柳舘 直成 氏 | 
          
                | 概要 | 機械構造物の振動を把握するための方法として、一般的に以下の2つが考えられる。一つはセンサーを用いた実測、もう一つは解析である。しかし、いずれの方法にも課題が存在する。 実測では、多数のセンサーを適切な間隔で配置する必要があり、そのために計測コストが高い。また、すべてのポイントで計測を行うことは現実的に困難な場合が多い。一方、解析では構造モデルと実際の機械構造物との間に必ず誤差が生じる。特に高次の共振周波数において誤差が大きくなり、高周波数領域の振動を正確に把握することが難しい。さらに、解析を精緻化するためには正確な入力データが必要だが、その入力データを実測や予測により取得すること自体が課題となる。
 これらの課題を解決する方法として、状態方程式を考慮した予測モデルが挙げられる。特にカルマンフィルタなどを用いた状態推定手法は有効である。この手法では、有限要素法(FEM)モデルのシステム行列を状態方程式に組み込み、少数のセンサーから得られる実測データ(観測ベクトル)を融合させることで、FEMモデルと実測データに基づいた構造物全体の振動状態を推定することが可能である。
 本発表では、運動方程式から状態空間モデルを構築する方法、カルマンフィルタの適用手法、さらに梁や機械製品への適用事例とその振動推定精度について紹介する。
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                | LT | 「展示をされている団体会員様によるプレゼンテーション」 | 
              
                | 時間 | 13:45〜14:15 | 
              
                | 概要 | 展示をされている団体会員様によるプレゼンテーション | 
              
                | 企業講演3 | 「ガラス溶解プロセスにおけるデジタルツイン技術開発・データ同化適用事例」 | 
              
                | 時間 | 14:50〜15:35 | 
              
                | 講師 | AGC 株式会社   関 大河 氏 | 
              
                | 概要 | AGCではガラス製造工程の最上流であるガラス溶解プロセスにおいて、高品質なガラスを安定生産するため、CAEをベースとしたデジタルツイン技術の開発に取り組んでいる デジタルツインを実務活用するためには「モデルが実現象と整合している」ことが前提として必要になるが、モデルに必要な情報の全てを計測できているわけではない場合も多く、モデルの精度維持は大きな課題のひとつである。これらの課題を解決し得る手法のひとつとして、データ同化が挙げられる。データ同化によってモデルの計算結果と観測データを融合させることで、炉内の状態、ならびに直接観測が困難なモデルパラメータの同時推定が可能となり、モデルの精度を維持することができる。
 本発表では、製造業における取組の一例として、AGCが取り組むガラス溶解プロセス向けデジタルツイン技術開発の概要、ならびにデータ同化の適用検証事例について紹介する。
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                | 団体会員様 講演2
 | 「画像相関法による構造解析のデータ同化」 | 
              
                | 時間 | 15:35〜16:15 
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                | 講師 | 株式会社構造計画研究所   綿引 壮真 氏 | 
              
                | 概要 | データ同化は、計測データとシミュレーションを融合し、不確定なパラメータや境界条件を測定情報に基づいて推定することで、より現実的な解析結果を得るための手法である。本講演では、3次元的に構造物の変形を計測できる画像相関法を活用し、ESやESMDAなどの非逐次型データ同化手法を用いた弾塑性解析や振動解析の事例を中心に適用事例を紹介する。また、サロゲートモデルを利用した効率的な推定手法や、CAEを利用したデータ同化を簡単に実行できる開発中のデータ同化プラットフォームについても取り上げる。 | 
              
                | 基調講演 | 「「富岳」による天気予報とビッグデータ同化」 | 
              
                | 時間 | 16:25〜17:10 | 
              
                | 講師 | 国立研究開発法人理化学研究所    大塚 成徳 氏 | 
              
                | 概要 | 理化学研究所では2013年より当時世界最速のスーパーコンピュータ「京」や「富岳」と最先端の気象観測装置「フェーズドアレイ気象レーダ」を用いて今までにない数値天気予報システムである「ビッグデータ同化システム」を開発してきた。本講演ではその根幹となる技術基盤、気象予測モデルに観測データを取り込む「データ同化」手法のこれまでの開発について紹介する。また、最近の計算機技術や機械学習技術を踏まえた今後の展望について議論する。 | 
              
                | 会場片付け &移動
 | 時間 | 17:10〜17:30 | 
              
                | 交流会 | 時間 | 17:30〜19:00 | 
              
                | 場所 | 懇話会会場と同じ建屋の最上階 食堂 | 
              
                | 参加費用 | 2,000円(税込み) | 
              
                | 時間割 | 参照ください。  | 
              
                | 団体会員様 展示
 | 公益財団法人計算科学振興財団 | FOCUSスパコン2025年度料金体系、新システム等のご案内 |  | 
              
                | 株式会社インサイト | LLM / プロンプトエンジニアリングの計算力学への応用 |  | 
              
                | アルテアエンジニアリング株式会社 | 物理とデータで実現するアルテアのデジタルツインソリューション |  | 
              
                | 講演資料 | ※ 資料がダウンロードできない場合の対策:  
 注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。
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                | 関西CAE懇話会 / ダイキン工業株式会社 片山 達也 氏
 | 「CAEと計測の融合技術に関する期待と展望」 |  | 
              
                | 株式会社インサイト 三好 昭生 氏
 | 「CAEとデータサイエンスの融合:従来型データ同化からAIベースアプローチまで」 |  | 
              
                | 三菱電機株式会社 柳舘 直成 氏
 | 「機械製品へのバーチャルセンシング技術の適用」 |  | 
              
                | AGC 株式会社 関 大河 氏
 | 「ガラス溶解プロセスにおけるデジタルツイン技術開発・データ同化適用事例」 |  | 
              
                | 株式会社構造計画研究所 綿引 壮真 氏
 | 「画像相関法による構造解析のデータ同化」 |  | 
              
                | 国立研究開発法人理化学研究所 大塚 成徳 氏
 | 「「富岳」による天気予報とビッグデータ同化」 |  | 
              
                | 団体会員様 配布資料
 | 日本テクノフォート株式会社 | ゴム解析支援サービスのご紹介 |  | 
              
                | 株式会社フォトン | PHOTO-Series PHOTO-WAVE
 PHOTO-EDDY
 PHOTO-MAG
 PHOTO-VOLT
 PHOTO-GRADE
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                | ThermoAnalytics Japan株式会社 | TAITherm 先進的なエンジニアのための
 熱シミュレーションソフトウェア
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                | SCSK株式会社 | デジタルエンジニアリング支援サービスのご案内 |  | 
              
                | 株式会社インサイト | CAE のためのプロンプトエンジニアリングと生成AIの活用法および設計・解析の効率化 |  | 
              
                | 公益財団法人計算科学振興財団 | 2025年度FOCUSスパコン 新料金体系等のご案内
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                | 参加費用 | 第100回関西CAE懇話会 参加費用 ■CAE懇話会個人会員
 ・一般     :2,000円(税込)
 ・学生会員  :無料
 ■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
 :2,000円(税込)
 ■CAE懇話会個人会員外
 ・一般     :3,000円(税込)
 ・学生/院生:1,000円(税込)
 ※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
 申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
 ☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
 
 ■交流会参加費用: 2,000円(税込)
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                | 参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。 | 
          
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                  | 新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、3月7日(金)までに 個人会員登録申請を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。
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                | 参加申込 | 事前受付は終了しました 
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                | 参加条件 | 1.開催日の2日前まで(3月12日(水)17時まで)に申し込みを完了されていること。 参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。
 
 2.オンライン参加の場合:
 (1)参加は個人単位であること。
 複数人での視聴は、禁止であること。
 同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
 1人1端末でのアクセスとすること。
 
 (2)講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。
 
 (3)当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
 ログイン名に氏名を日本語で記入すること。
 
 3.参加者リスト(お名前と所属)を、講演資料と同様にパスワードをつけて、配布することに同意いただけること
 
 4.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。
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                | 資料 (注1)
 | 配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。 なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
 当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。
 
 当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。
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                | 備考 | 1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 
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