第20回関西CAE懇話会
■テーマ  「日本のものづくりを新しいIT技術で革新する」
■日時 2006年6月2日(金) 9:30−19:20
■場所 日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所 多目的棟
 (京都府相楽郡木津町梅美台8-1)

会場への行き方:
http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/jaea/j/access/train.html

●近鉄奈良駅からバス 「木津南ソレイユ」下車(所要時間:20分〜30分)
  時刻表(行き:近鉄奈良→木津南ソレイユ、帰り:木津南ソレイユ→JR奈良・近鉄奈良)
●JR奈良駅からバス  「木津南ソレイユ」下車(所要時間:25分〜35分)

●近鉄奈良駅からタクシー で約15分
■受付 会場1階にて9時30分から 
■プログラム概要 ●大規模データマネジメント研究会(10:00−15:45)

●CAEによる設計革新分科会(10:00−15:30)

●基調講演(16:00−17:00)   

●デモ・資料展示(11:30−15:30)

●交流会(17:20−19:20)
時間割詳細は、こちらを参照ください。
  
■内容 <基調講演>
基調講演 (16:00−17:00)
同志社大学工学部機械系学科 教授 小泉 孝之 様
「CAEによるダイナミクス特性解析」

 製品そのものあるいは製品と直接・間接的に関与する人体を含めたダイナミクス解析をCAEとして取り上げた例を紹介する。
 機構解析 エンジンピストンスラップ解析
 振動解析 ドラム式洗濯機構造最適化
 衝突解析 人体を含むチャイルドシート形状評価
 その他
<大規模データマネジメント研究会>
大規模データマネジメント研究会 講演1(10:00−11:00)
キャトルアイ・サイエンス 代表取締役 上島 豊 様

「トレーサビリティおよび検索性を確保したR&D Chain Management System」
 業務手続きの変更が頻繁な研究・開発系において、”R&Dの流れをトレースし、その細部にいたって検索性を確保する”システムを構築することは、重要であるが、難しい問題である。本発表では、それらの課題の解決を目指してキャトルアイ・サイエンスが開発をしているR&D Chain Management (RCM) Systemの紹介を行う。
大規模データマネジメント研究会 講演2(11:10−12:10)
日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 
光量子シミュレーション研究グループリーダ 山極 満 様

「原子力機構光量子シミュレーション研究の現状」
 原子力機構光量子シミュレーション研究グループでは、主として超並列計算機を活用し、超短パルス超高強度レーザーによる高エネルギーイオン発生の最適化とその医療応用を目指した照射線量分布評価、強レーザー場中の電子分布状態およびイオンダイナミクスの第一原理シミュレーション、原子X線シミュレーションコードのX線源の効率化研究への適用を進めており、その最近の成果について報告する。
大規模データマネジメント研究会 講演3(13:30−14:30) 
富士通研究所 ビジネスインキュベーション研究所 研究員 上田 晴康 様

「グリッド技術を用いたシミュレーション評価時間の短縮」 
 品質・性能の評価に欠かせない計算機シミュレーションは非常に多くの計算時間を必要とします。グリッド支援製品Systemwalker CyberGRIPを使えば、多くの計算機をつなぐ事で計算時間を大幅に短縮でき、シミュレーション実施のための作業工数も削減することができます。講演ではCyberGRIPの機能紹介と富士通社内での利用実績についてご紹介いたします。
大規模データマネジメント研究会 講演4(14:45−15:45) 
大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻 教授 笠井 秀明 様

「次世代のデバイスをデザインするComputational Materials Design」
 第一原理計算手法の開発と最近の計算機性能の飛躍的な発展により、量子力学に基づいたコンピュテーショナル・マテリアルズ・デザイン(CMD) が現実性を増しており、CMDを用いた知的設計手法の産業への応用展開が期待されるようになっている。このCMDに関する先端研究事例を紹介し、その威力をお伝えしたい。
<CAEによる設計革新分科会>
CAEによる設計革新分科会 講習会1(10:00−12:00)
株式会社ダイキン環境・空調技術研究所 劉  継紅 様
「設計力向上のための力学 -連続体力学の基礎-」
 市場原理の浸透による製品開発競争の激化で、設計現場では物づくりの根底をなす力学の基礎が疎かにされ軽視されている傾向にあります。目先の利益には直接に結びつかないように見えますが、構造物を設計する際には基本的に考慮すべき力学的観点を身につけることは、自ずと設計力の向上につながるでしょう。
 そこで、第17回関西CAE懇話会で、【基礎は力なり】というスローガンを打ち出し、固体力学と流体力学に共通する重要な概念を論じる『連続体力学』の基礎の勉強会を開催し好評をいただきました。
 今回は、より実践的な内容や例題を充実させて『連続体力学』の基礎の勉強会を再度開催します。これを機に、もう一度基礎を見直して足元をより強固なものにしてみませんか?
CAEによる設計革新分科会 講演2(13:15−14:15)
福井大学工学部機械工学科 助教授 川谷 亮治 様
「制御系設計におけるソフトウエア活用術」
 現代制御理論にとって制御系解析・設計用のソフトウエアは欠かすことのできない道具である。本講演では、ある制御の実例(磁気浮上系)を通して、フィードバック制御の本質を示すとともに,解析・設計のプロセスの中でソフトウエア活用術を紹介する。同時に,制御実験のデモを行なう。主に対象とするソフトはMATLAB(SCILAB), MAPLE(MAXIMA) と WorkingModel である(括弧内のソフトはフリーソフト)。
資料を事前にダウンロードして下さい。(PDF形式 517KB)
受講申込者にはパスワードをご連絡します。
CAEによる設計革新分科会 講演3(14:30−15:30)
株式会社トヨタケーラム 営業部 指南車営業室 室長 東松 雅彦 様
「技術:技能の伝承 〜ITを活用した取組み〜」
 製造業が直面している様々な課題のひとつに、団塊世代の大量定年退職によって引き起こされる技術・技能伝承の問題があります。(いわゆる2007年問題)本来、日常業務をとおして伝承されるべき技術・技能伝承がうまく機能していないのが現実です。日本のモノづくりを支えてきた、先人のノウハウが喪失するのではと危惧されています。
これらの課題への取組みが急務となっております。そこで今回は、そのソリューションのひとつとして、ITの活用についてご紹介します。
<デモ展示および資料展示>
CAEソフトウェア デモ展示(11:30−15:30)
CAE懇話会の団体会員のデモ展示および資料展示をご覧いただけます。

●展示予定会社:(申込み順、敬称略)
アルテアエンジニアリング株式会社
アイ・フォース・アンド・カンパニー・リミテッド
株式会社ロバスト・エンジニアリング
株式会社ヴァイナス
デジタルソリューション株式会社
株式会社 電通国際情報サービス
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
計測エンジニアリングシステム株式会社
フルーエント・アジアパシフィック株式会社
株式会社ソフトウェアクレイドル(資料展示のみ)
株式会社 構造計画研究所
住商情報システム株式会社
積水化学工業株式会社 
<交流会>
交流会 (17:20−19:20)   
■昼食について 懇話会参加申し込み時にお弁当の申し込みを受付ます。ご希望の方は、参加申し込み画面にて”お弁当申込”をご選択ください。
 ●お弁当+お茶 : 700円
 ●弁当の申し込みは5月26日(金)17時に締め切ります。
 ●なお、キャンセルは、締め切り後はできませんので、ご了承ください。

事前申し込みのお弁当以外では、歩いて5分のところに近商ストアがありますので、そちらでお弁当を購入されるか、あるいは、近商ストアの隣のベーカリーレストランサンマルクをご利用ください。
近くにそれ以外に昼食をとれるところはありません。
■時間割 こちらを参照ください。    
■参加費用 ●CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
   ・一般:2000円
   ・学生/院生:1000円
●CAE懇話会個人会員でない方
   ・一般:3000円
   ・学生/院生:1000円
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  参加費用は当日会場受付でもお支払いいただけますが、請求書による振込みを希望される場合は、事務局まで事前にご連絡ください。   
 個人会員へのお申込みはこちらより承ります。
 ☆CAE懇話会個人会員への登録は、前日までにお願いします。
 ☆個人会員の年会費は、振込みでお願いします。当日受付では お支払いいただけませんのでご了承ください。

  
■参加申込 インターネットでの受付は終了いたしました。
参加ご希望の方は、当日、受付まで直接お越しください。
■備考 内容については、変更される場合があります。
最新情報は本ページでご確認ください。