第40回関西CAE懇話会
テーマ 「最適化とCAE 〜企業における活用〜」
日時   2014年10月10日(金)10:00〜19:30 
場所 大阪大学 豊中キャンパス  大阪大学会館
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13

 ■アクセス   (阪急石橋駅から徒歩15分、大阪モノレール柴原駅から徒歩15分)
   
受付 9:30受付開始
基調講演、 技術講演、 技術講座
基調
講演
「逆問題解析と最適化」                                
講師 摂南大学  教授・ 日本機械学会会長 久保 司郎 氏     
時間  16:30〜17:30
概要 結果から原因を推定する逆問題の解析手法としては種々のものがあるが、最適化手法が適用できるものも多い.逆問題を最適化問題に帰着させた例、ならびに適用例について述べる.
技術
講演    
「構造最適化を用いた自動車用オートマチックトランスミッションの静粛性向上と軽量化の両立に向けた取り組み」
講師 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社   乙守 正樹 氏
時間  12:30〜13:10
概要  自動車用オートマチックトランスミッションの開発には,基本的な変速性能に加えて,静粛性や軽量化などを両立させることが求められる.構造最適化手法を用いて,静粛性向上と軽量化を目的としケーシング肉厚分布の最適設計を行った取り組みについて紹介する.
「トポロジー最適化技術を用いた射出成形機用取出ロボットの開発」
講師 株式会社ユーシン精機 小谷 高代 氏
時間  13:10〜13:50
概要 プラスチック製品を成形する射出成形機の周辺装置である取出ロボットの高性能化を目的に,トポロジー最適化技術に基づくロボット構造の最適設計法を開発した.その方法を実際のロボット構造設計に展開することにより,ロボットの軽量化による取出動作の高速化を実現した.
「多目的最適化を用いたプラントの配置最適化」
講師 香川大学  教授  荒川 雅生 氏
時間  15:10〜16:10
概要 本講演では、最初に簡単な多目的最適化手法の紹介を行う。多くの方が、多目的最適化は難しいと感じられているようである。
これは、最も簡単な手法とされる荷重和法の呪縛によるものである。荷重和法を用いるとどうして多目的最適化が困難になるかを簡単な事例を通じて紹介する。次に、満足化トレードオフ法の紹介を行う。満足化トレードオフ法を用いると、設計は、設計者がどのような挙動関数の振る舞いを求めるかという点に設計の焦点が移行する。そのことを簡単に解説する。また、事例として火力発電プラントの工場の平面配置計画問題を紹介する。この問題は基本的には板取問題であり、NP困難な問題である。この問題の困難なポイントを紹介し、これをいかに単純化して解ける段階まで移行するか?そして、残った問題を順序最適化問題とルール選択問題に持っていき、遺伝的アルゴリズムを用いて初期配置を決定後、PSOを利用してこれを説いた事例を紹介する。
技術
講座
「構造最適化入門」
講師 大阪大学 准教授  山崎 慎太郎  氏
時間 14:10〜15:10
概要 構造最適化とは,数学的・物理学的根拠に基づき,所望の機能を実現する最適な構造を創成する事であり,最適化問題の性質に応じて様々な構造最適化法が提案されている.本講演では,構造最適化への入門として,その基本的なコンセプトを解説し,さらに基本的なコンセプトから実問題に対する構造最適化がどのように展開されるのかを,実例を交えて紹介する.
団体会員講演     
技術
講演
「自己学習型探査アルゴリズムSHERPAを用いた新しい設計開発のアプローチ」
講師 株式会社CD-adapco  松村 泰起 氏
時間 10:00〜10:30
概要 ハイブリッドで自己学習型の探査アルゴリズムSHERPA(シェルパ)を搭載したCD-adapcoの最適化ソリューション(HEEDS、Optimate+)について紹介させていただきます。SHERPAはアルゴリズムの選択やパラメータチューニングは一切不要で、また高性能な探査をお約束します。本講演では、SHERPA(シェルパ)の特徴を活かした新しい設計開発のアプローチについてお話させていただきます.
「MSC Nastran マルチモデル最適化解析の概要と適用事例のご紹介 」
講師 エムエスシーソフトウェア株式会社  川上 竜太 氏
時間 10:00-10:30
概要 MSC Nastranでは従来から寸法、位相、形状の最適化機能を搭載しており、強度・剛性・振動・騒音の改善を行うことが可能でしたが、新たに複数のFEMモデルを同時に最適化するマルチモデル最適化機能を搭載し、より実際の設計に役立つ最適化解析が可能になりました。本講演では、MSC Nastranに搭載されている最適化機能の概要と適用事例をご紹介致します。
「概念設計から詳細設計までをカバーする最適化技術 InspireとOptiStruct」
講師 アルテアエンジニアリング株式会社  ピエトロ・ベッロージ 氏
時間 10:30-11:00
概要 CAEによる最適化技術が、開発時間の短縮やコストダウンに大きく貢献することはすでに自明です。アルテアエンジニリング社が30年にわたり培ってきた最適化技術は、位相・形状・寸法・トポロジー・フリーと多岐に渡り、ツールOptiStructで、詳細設計に使用されています。また、概念設計のために、設計者向けトポロジー最適化ツールInspireもリリース、設計プロセスの全体をカバーします。この講演では、それらの内容を紹介します。
「構造最適設計システム VR&D GENESISのご紹介」
講師 株式会社ディアイスクエア  小引 猛史 氏
時間 10:30-11:00
概要 構造最適設計システムVR&D GENESISは、ロバストかつ多様な構造最適設計アルゴリズムを通して、スピーディーな新規構造の開発、既存構造の改善実施を支援します。位相と寸法・形状の同時最適化技術、非線形構造応答の最適化技術、他社メジャーCAEとのインタフェース技術など、今後の実用ニーズにお応えしていく最新のVR&D GENESIS情報を提供させて頂きます。
「TSVによる最適化解析モデル作成の効率化」
講師 株式会社テクノスター  藤田 大輔 氏
時間 11:00-11:30
概要 設計に最適化解析を適用して軽量・高剛性を実現することが望まれていますが、最適化解析モデルを容易に作成したり、解析結果を形状に戻すことは難しい。TSVの種々の機能を使用して、これらを解決するための手法をご紹介致します。
「最適化ツールを用いた熱流体解析の活用事例」
講師 株式会社 ソフトウェアクレイドル  赤迫 清司 氏
時間 11:00-11:30
概要 近年ハードウェアがめざましい進展を遂げるとともに、CAEの適用域も拡大を続けており、従来まではマシンパワーの問題等で敬遠されてきた流体解析に対する最適化技術適用も珍しくなくなってきています。本講演では、ソフトウェアクレイドルの最適化ツールについて、実際の適用例をご案内しつつご紹介いたします。
オープンCAE解析塾
オープンCAE
解析塾
「Salome-Mecaによる実践的構造解析〜接触問題を解く〜」
講師 岐阜工業高等専門学校  教授  柴田 良一 氏
時間 12:30〜16:00
内容 オープンCAE構造解析で、最も注目されている「Salome-Meca」は、フランスの電力会社EDFにより開発され、CAE懇話会の研究会活動により、日本語化も実現しています。機械系だけでなく建設系に対応し、非常に幅広い実践的な解析機能を持っています。本講座では、Salome-Mecaの基本的な構成や性能の解説から始め、接触解析の基本的な例題を通して、可能性を実感して頂くことを目的としています。
備考 基本的には講演とデモでお話を進めますが、以下のテキストにより、Salome-Meca(DEXCS2012-Salome)の解析環境が準備出来たノートPCをお持ち頂ければ、希望者の方とご一緒に演習を進めることも可能です。是非ご参加ください。
工学社『オープンCAE「Salome‐Meca」ではじめる構造解析』
受講のみあるいは、ノートPC持ち込みでの実習、いずれの形でもご参加いただけます。
実験とCAE
実験とCAE 「熱伝導 〜熱の動きを眼で見よう〜」
時間 11:00〜16:00
講師 司会進行 全般 : 株式会社GSユアサ 吉田 豊 氏  
協力 撮影 : 穂高電子株式会社             奥山 隆一 氏, 井上 裕貴 氏
     日本アビオニクス株式会社         丹 英二 氏
解析 : ソリッドワークスジャパン株式会社    島村 知子 氏

計測 : 富士テクニカルリサーチ株式会社     渡邊 惇 氏、 原田 隆 氏
募集人数 16名(1グループ4名) 実作業と撮影、計測を実施。
立ち見参加もできます。
実験風景 予備実験の様子です。
   
    Jikken
内容

基本は自分の眼で見ることですが、「熱」はさすがに眼では見えません。触れば分かりますが、火傷の危険性があります。
それでも眼で見たい。
今回は光ファイバーによる計測と、ロウソクのロウが熱で溶けて、くっつけたマッチ棒が落ちる、
という、最先端とめっちゃ原始的な方法で挑戦したいと思います。

0.協力会社様のアピール
1.事前実験の映像紹介
2.事前解析の紹介
3.実験準備と実験(ろうでマッチ棒をくっつける。裏に光ファイバーをテープで固定。順番にセット)
4.エクセルで伝熱解析に挑戦しよう。(1グループ1台の予定)
5.ソリッドワークスシミュレーションによる伝熱解析(1グループ1台の予定)

「ランチタイム・プレゼンテーション」
展示
製品
説明
「ランチタイム・プレゼンテーション」
講師 出展各社
時間 11:45-12:30
概要 デモ展示されている製品の説明を展示会場に行います。
昼食時のプレゼンテーションは、軽食を食べながらお聞きください。
軽食は無料で提供いたしますが、準備の関係上プレゼンテーションに参加される方はエントリーをお願いたします。
交流会
交流会 パネルディスカッションと参加者の交流
時間 17:40〜19:00
パネルディスカッション
時間 18:00〜18:30
テーマ 最適化とCAE
司会 平野 徹 ダイキン情報システム株式会社
パネリスト ご講演者(予定)



パネリストについては、変更になる場合もございます。  
デモ
展示
&
資料
展示
      
CAE懇話会団体会員企業のデモ・資料展示コーナーを設けます。
最新の情報収集にお役立てください。

  出展団体会員企業名(受付順、敬称略)
   =受付中=  
<デモ展示>  
株式会社CD-adapco              STAR-CCM+, HEEDS、Optimate
株式会社テクノスター              国産ソフトTSV-Pre, Post, Solver
株式会社ソフトウェアクレイドル        熱流体解析ソフト−『STREAM』『SCRYU/Tetra』
計測エンジニアリングシステム株式会社   汎用CAEソフトCOMSOL Multiphysics
インターメッシュジャパン株式会社      Femap with NX Nastran・Solid Edg
 <資料展示>
株式会社テラバイト               筋骨格モデリングシステムAnyBody他
株式会社インサイト               創業15年間に蓄積した多くの技術と経験でお客様を支援します
公益財団法人計算科学振興財団      計算科学振興財団が提供するサービスのご案内
株式会社大塚商会               SOLIDWORKS WORLD JAPAN2014(大阪会場)
株式会社フォトン                電磁場解析ソフトウェアPHOTOシリーズ
サイバネットシステム株式会社        最適設計支援ツールOptimus
日本イーエスアイ株式会社          オープンソースCFD OpenFOAMトレーニングのご案内
時間割  参照ください。   
予稿集 今回は、発表される方から予稿集のための資料をいただています。それを1冊の冊子にまとめています。
会場に来られる参加者の方に、1部お渡しします。
協賛
スポンサー
本大会では、下記内容でスポンサー募集いたします。
なにとぞご協力をよろしくお願い申し上げます。

団体会員外の企業、法人の場合:
 ・スパンサーA   2万円 (デモあるいは資料展示、大会プログラム・予稿集広告掲載(A4), 1名無料参加)
 ・スポンサーB   1万円 (デモあるいは資料展示)

団体会員の協賛金は以下のとおりです。
 ・スパンサーA  1万円 (デモあるいは資料展示、大会プログラム・予稿集広告掲載(A4), 1名無料参加)
 ・スポンサーB  無料  (デモあるいは資料展示)

協賛申込みはこちらから Sponsor
参加
費用
第40回関西CAE懇話会 参加費用
CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
   ・一般    :2000円(税込)    ・学生/院生:無料
CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
   ・2000円(税込)
CAE懇話会個人会員外
   ・一般    :3000円(税込)    ・学生/院生:無料
 
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください 。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
 
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、10月3日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。
参加
申込
WEBによる事前申込は終了しました。
当日会場受付にお越しください。
備考 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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