第46回関西CAE懇話会
テーマ 「インダストリー4.0とCAE 
〜アナリシスからシンセシス、ビジネス・イノベーションへ〜」
日時   2016年5月27日(金)10:30〜19:30 
場所 大阪大学 豊中キャンパス  大阪大学会館
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13

 ■アクセス   (阪急石橋駅から徒歩15分、大阪モノレール柴原駅から徒歩15分)
受付 10:00受付開始
基調講演および講演
基調
講演
イノベーションの構想力のための人材育成と方法論研究」                            
講師 大阪大学 教授 藤田 喜久雄 氏     
時間  16:30〜17:30
概要 社会や生活の成熟などによる要求の高度化と知の蓄積による可能性の増大とのはざまでイノベーションへの要請が高まっている。イノベーション創出のパイプラインの最上流では興すべきことに全体像を描く構想力が求められ、その内容はモノづくりにおける企画や上流設計とも相通じる。
本講演では、大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻での上流設計についてのプロジェクト型授業や大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムでの教育等での実践を紹介しながら、イノベーションの構想力と人材育成について考察し、あわせて、構想力についての方法論研究について紹介したい。
講演 講演1:「インダストリー4、IoT時代のCAEと日本のモノづくり」
講師 NPO法人CAE懇話会  理事長 平野 徹 氏 (ダイキン情報システム株式会社)
時間  13:00〜13:45
概要  今までのアナリシス視点のCAE懇話会から、最適化設計、モデルベース開発、さらにバーチャル・マニュファクチャリング、スマート・サービスまでを含めた新しいモノづくり→ビジネス・モデルの形を提案し議論したい。
特に、米国を中心に展開しているIndustrial Internet Consortiumは、GEの新しいクラウドプラットフォーム(Predix)によるスマート・サービスに展開するもので、大きくビジネスモデルを変革するものである。それを支えるデータアナリティクス技術も含めて、Computer Aided Engineeringの定義を拡大し提示したい。
講演2:「インダストリアル・ビッグデータを活用した事例とCAE業務への影響」
講師 電通国際情報サービス株式会社 戦略ビジネス推進本部  内藤 潤  氏
時間  13:45〜14:30
概要 製品の開発・生産・使用状況など産業分野の活動で生み出されるデータ群をインダストリアル・ビッグデータと呼んでいる。こうしたデータが生み出される背景、産官学を含めた日独米での活動、主に保全/サービス分野での活用事例を紹介し、最後にCAE業務への影響について言及する。
講演3:「日本の農業を革新するクボタスマートアグリシステムの展開 」
講師 クボタ株式会社 研究開発本部計測制御技術センター長 坂根弘史 氏
時間  14:45〜15:30
概要 日本農業は、「農家の高齢化と農業就業者の減少」「TPPの施行にともなう農業の競争力の強化」という大きな課題を抱えている。この状況下、担い手(プロ)農家は政策の後押しを受け規模拡大を進めているが、「圃場一枚の面積を拡大できないため圃場と雇用者の管理が増大」「栽培管理が不十分になり収量・食味が低下」など多くの問題が発生している。
この問題を解決するため、クボタは『クボタスマートアグリシステム(KSAS)』を開発し、2014年6月発売した。KSASは、@インターネットやモバイルを活用するICTと A地図データをベースにしたGISを農業機械と連携することで、圃場・農作業・収穫実績等、様々なデータの見える化と経営分析への活用を実現し、担い手農家の『データに基づいた新しい農業経営の実現』に貢献するものと考えている。
講演4:「インダストリー4.0と自動車のモデルベース開発」
講師 サワダ技研株式会社 代表取締役 沢田 龍作 氏 (元 トヨタ自動車)
時間 15:30〜16:15
概要 欧米におけるモデルベース開発は、日本、少なくともトヨタにおけるものとは異なっている。独のインダストリー4.0を見つつ、日本独自の創造的モノづくり、人づくりの提案をし議論のきっかけとしたい。
団体会員講演     
団体
会員
講演
「IoTとFOCUSスパコンの活用
講師 公益財団法人 計算科学振興財団   西川 武志 氏
時間 10:30-11:00
概要 産業界向けFOCUSスパコンは2011年4月稼動当初からHadoopが動作しビッグデータ処理環境を提供してきました。
「インダストリー4.0」やIoTが注目される中、IoTから生成されるビッグデータの処理に現在から将来のFOCUSスパコンがどのように活用出来るかについて紹介します。
「新たな製造手法(Additive Manufacturing)とモデルベース開発」
講師 株式会社アルゴグラフィックス  猪塚 武美  氏 
時間 11:00-11:30
概要 高精度な樹脂積層造形や金属材料の積層造形を用いた新たな製造手法であるAM(?Additive Manufacturing)が注目されている。
そこで、設計プロセス、モデルベース開発の現状を再確認するとともに、AMが量産加工に適用されることが設計業務と製品両面へのブレークスルーに及ぼす効果を議論する。
資料       団体会員講演1
(西川氏)
 Presentation
団体会員講演2
(猪塚氏) 
 Presentation
 講演1
(平野氏)
 Presentation
 講演3
(坂根氏)
 Presentation
 講演4
(澤田氏)
 Presentation
 基調講演
(藤田氏)
 Presentation
団体会員様 デモ展示
出展
団体
株式会社テクノスター            国産/統合CAEシステム Jupiter-Pre, Post
インテル株式会社              インテル最新プロセッサを使用したサーバ製品と周辺機器の紹介
株式会社インサイト             京コンピュータ等のスパコン上の億レベル可視化ならインサイト
アンシス・ジャパン株式会社        ANSYSがご提供するIoT向けソリューションのご紹介
公益財団法人計算科学振興財団     産業界向けHPCのクラウド環境『FOCUSスパコン』の御紹介
実験とCAE
実験とCAE  「振動と構造」
時間 10:30〜16:00
講師 司会進行 全般 : オフィス YYL 吉田 豊 氏  
協力 撮影計測 : フォトロン株式会社             奥田 準也 氏
解析指導 : ソリッドワークスジャパン株式会社    島村 知子 氏
募集人数 16名(4人1組で取り組んでもらいます)
内容 叩いて、へし折って、体で現象を覚え、解析ソフトに挑戦しましょう。
鉄橋模型に歪みゲージを貼り、固定方法を変えて打振試験。(壊さないように)
その振動データを用いてエクセルでFFTを実施、固有値解析と比較。
鉄橋模型に軽い重りをぶら下げて、弾性変形。静解析と比較。(ここでも壊さないように)
鉄橋模型に体重を掛けて塑性変形。非線形解析と比較。(ここで壊す)
すべての状況を高速度カメラにより画像と歪み信号を同期させて取り込み、変形具合と信号を確認する。
境界条件と荷重条件の議論ができたら幸甚です。
実験画像  下に変形    Pic
  打振      Pic
  静荷重     Static
実験結果の画像とcsvファイル  
交流会
交流会 パネルディスカッションと参加者の交流
時間 17:45〜19:15
パネルディスカッション
時間 18:30〜19:15
テーマ "IoT EngineeringとCAE”(仮)
司会 ダイキン情報システム株式会社  平野 徹 氏 
パネリスト ご講演者(予定)



パネリストについては、変更になる場合もございます。  
時間割  参照ください。   
参加
費用
第46回関西CAE懇話会 参加費用
CAE懇話会個人会員
   ・一般    :2000円(税込)    ・学生会員 :無料
CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
   ・2000円(税込)
CAE懇話会個人会員外
   ・一般    :3000円(税込)    ・学生/院生: 1,000円
 
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください 。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
 
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、5月20日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。
参加
申込
WEBでの事前申し込みは締め切りました。
当日会場受付へお越しください。
備考 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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