第81回関西CAE懇話会
(オンライン形式)
テーマ 「大規模計算の展望」
日時  2022年8月26日(金)11:00〜17:20           
共催 スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(ICSCP)
場所 オンライン形式。
Web会議Webex Meetingを使用します。
定員 200名
オンライン
会議
WebExを使用します。はじめて使用される方、あるいは事前テストを希望される方は、事前テスト時間枠をご連絡します。 
受付 10:30 受付開始 
団体会員様講演1     「TOP500 トップ10入りMicrosoft Azure HPCアップデート2022/2023
時間 11:00〜11:30
講師 MicrosoftCorporation
田中 洋 氏
概要 前回のTOP500でトップ10入りも果たした、Microsoft AzureのHPCハードウェア・ソフトウェアサービスの最新状況についてご紹介します。
また自動車・製造業でデジタルエンジニアリングとしてクラウド活用が進んでおり、Microsoft の戦略・方向性についても合わせてご紹介します。
団体会員様講演2  「大規模計算を次世代技術者が活用するために必要な3つの要素とその実装実験
時間  11:30〜12:00
講師  エクストリームーD株式会社
柴田 直樹 氏
概要  HPCシステムを活用した大規模計算の適応分野は、昨今のAIシミュレーションに代表されるように広がりつつある。しかしながら、近年大きな変化がないHPCシステムの運用管理やインターフェースでは利用の敷居はまだまだ高い状況である。「HPCの民主化」を旗印に弊社がサービス開発で得た敷居を下げるために必要な3つの技術要素と今後の課題について共有する。
開会挨拶  時間 13:00〜13:05
一般講演1 「燃焼の数値シミュレーション−「京」から「富岳」へ−」
時間  13:05〜13:45
講師  京都大学大学院 工学研究科
教授 黒瀬 良一 氏
概要  温室効果ガスとして最も寄与が大きいのは二酸化炭素(CO2)であり,その排出量の大部分が化石燃料(石炭,石油,天然ガス)の燃焼によるものであることから,その対策が急務とされている.本講演では,カーボンニュートラル社会の実現に貢献すべく,講演者らが現在行っている燃焼数値シミュレーションに関する研究を紹介するとともに,「富岳」を利用した燃焼数値シミュレーションの今後の展望について述べる.
一般講演2   「安定・高忠実な次世代の圧縮性流体ソルバーと「富岳」を用いた航空機全機LES解析」
時間  13:45〜14:25
講師  東北大学大学院 工学研究科
教授 河合 宗司 氏
概要  本講演では,「富岳」成果創出加速プログラム・航空機プロジェクトで開発を進めている安定・高忠実かつ学術研究から実用までの使用に耐えうる次世代の圧縮性流体ソルバーFFVHC-ACEついて,特に物理現象を高忠実に再現することで数値拡散無しでも「安定」に計算が可能な今までにない計算スキーム,運動エネルギー・エントロピー保存(KEEP)スキームを中心に紹介する.またFFVHC-ACEと「富岳」を用いた航空機全機形状LES解析の最新の研究成果についても紹介する.
一般講演3 「「富岳/A64FX 」上での商用アプリおよびOSS アプリの移植と動作検証」
時間 14:25〜15:05
講師 富士通株式会社
古屋 篤史 氏
概要 研究開発の現場では,さまざまな商用アプリケーションやOSSアプリケーションを使って解析を行っており,富岳およびA64FXの利便性向上にはこれらの実用的なアプリケーションの稼働が必要である.当社では,これらのアプリケーションの移植を進めており,最新の移植状況や実際の解析事例を踏まえ紹介する.
一般講演4 「ベイジアンサロゲートモデリングによる流体解析・設計」
時間 15:15〜15:55
講師 東北大学 流体科学研究所 
准教授 下山 幸治 氏
概要 流体解析は比較的高価なコストを伴うため,これを安価に代替するサロゲートモデルが注目を浴びている.しかし,サロゲートモデルは所詮近似に過ぎないため,近似による誤差をどうやって担保するのかが実応用時に重要となる.本発表では,ベイズ定理の概念に基づき近似誤差をうまく担保しつつ,問題適合性と汎用性を兼ね備えたサロゲートモデルの新規開発から,種々の流体解析および設計への実応用に関する取り組みを紹介する.
一般講演5 「機械学習を用いたCAEサロゲートモデルの構築と活用」
時間 15:55〜16:35
講師 ダイキン工業株式会社
劉 継紅 氏
概要 CAEが製品開発において実験の代替や現象の解明に大きな役割を果たしているが,モデルの作成や計算に時間がかかることが悩みどころである.一方,設計や営業の現場ではリアルタイムにCAEを活用したい要望が根強い.そこで,CAEへの機械学習の融合によるCAEサロゲートモデルの構築と活用が注目されている.
本講演では,圧力部品の強度と室内の気流分布を予測するCAEサロゲートモデルの構築と活用を紹介する.また圧力部品の強度については,ニューラルネットワークやランダムフォレストなどの機械学習によるCAEサロゲートモデルの予測結果の比較により,ニューラルネットワークは優位性があることを報告する.
一般講演6 「量子アニーリング技術の現状と今後の課題 」
時間 16:35〜17:15
講師 慶應義塾大学 物理情報工学科
准教授 田中 宗 氏
概要 組合せ最適化問題に対する高効率解法として期待される量子アニーリングや関連技術について,現在活発な研究開発が進められている.本講演では,ハードウェア開発・ソフトウェア開発・応用探索の3つのレイヤーにおける研究開発の現状,ならびにそれらのレイヤーの背景となる基礎知識について触れ,今後乗り越えていくべき課題について概観する.
閉会挨拶  時間 17:15〜17:20
時間割  参照ください。     
資料   注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。
団体会員様講演1 DocTOP500 トップ10入りMicrosoft Azure HPCアップデート2022/2023
団体会員様講演2 Doc「大規模計算を次世代技術者が活用するために必要な3つの要素とその実装実験
一般講演1 Doc 「燃焼の数値シミュレーション−「京」から「富岳」へ−」
一般講演2 Doc 「安定・高忠実な次世代の圧縮性流体ソルバーと「富岳」を用いた航空機全機LES解析」
一般講演3 Doc「「富岳/A64FX 」上での商用アプリおよびOSS アプリの移植と動作検証」
一般講演4 Doc「ベイジアンサロゲートモデリングによる流体解析・設計」
一般講演5 Doc「機械学習を用いたCAEサロゲートモデルの構築と活用」
一般講演6
 Doc「量子アニーリング技術の現状と今後の課題 」
団体会員様配布資料            日本マイクロソフト株式会社 Doc TOP500 トップ10入りMicrosoft Azure HPCアップデート2022/2023
株式会社くいんと Doc イメージベース構造解析ソフトウェア VOXELCON
株式会社フォトン  Doc  PHOTO-Series
PHOTO-WAVE /PHOTO-EDDY/PHOTO-MAG/
PHOTO-VOLT/PHOTO-GRADE
日本テクノフォート株式会社   Doc          ゴム製品の設計開発を支援します
ゴム材料データベース/二軸引張試験
CAEの運用コストを削減します
WebブラウザCAEソフト
株式会社CAEソリューションズ   Doc  OpenFOAM 基礎編
株式会社インサイト Doc  Meshman_ParticleGen_HPC ver2.2
参加費用 第81回関西CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
   ・一般     :2,000円(税込)
   ・学生会員  :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
            :2,000円(税込)
■CAE懇話会個人会員外
   ・一般     :3,000円(税込)
   ・学生/院生:1,000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
 申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、8月19日(金)までに
個人会員登録申請
を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。
参加申込  事前受付は終了しました。
参加条件 1.開催日の3日日まで(8月23日(火)17時まで)に申し込みを完了されていること。
  参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。
2.参加は個人単位であること。
  複数人での視聴は、禁止であること。
  同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
  1人1端末でのアクセスとすること。
3.講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。
4.参加されるときに使用されるPCにカメラを接続され、当日の受付時にカメラ接続すること。
  スマホでの参加も可能ですが、その場合も当日受付時に、カメラ接続すること。
  受付時に、カメラで確認させていただきます。
  ただし、参加者が多い場合(50名以上の場合)は、受付は行いません。
5.当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
  ログイン名に氏名を日本語で記入すること。
6.オンライン形式ですが、参加者の交流をスムーズに進めるために、参加者リスト(お名前と所属)を、講演資料と同様にパスワードをつけて、配布することに同意いただけること。
7.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。 
 資料
(注1)
配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。
なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。

当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。
備考 1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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