第96回関西CAE懇話会
(会場対面形式/オンライン形式)
共催 大阪成蹊大学
テーマ 「設計者CAE〜設計業務に役立つCAE技術の活用〜」
日時 2024年10月11日(金)10:30〜19:00     
場所 大阪成蹊大学 こみちホール /オンライン形式
定員 100名(会場)、100名(オンライン)
会場 会場対面形式/オンライン形式

大阪成蹊大学 駅前キャンパス こみちホール 
Access
 最寄り駅:阪急電車京都線 相川駅 徒歩2分
オンライン
会議
WebExを使用します。はじめて使用される方、あるいは事前テストを希望される方は、申込時に”事前テスト希望”と記載ください。
受付 10:00 受付開始 
趣旨説明 「設計者CAE〜設計業務に役立つCAE技術の活用〜」
時間 10:30〜10:40
講師 株式会社椿本チエイン   平井 晶  氏
概要 設計者が設計業務を円滑にこなせるようCAEの活用が推進される一方で、活用時の方法や仕組みについては課題もあります。本懇話会では、各発表者から紹介されるCAEの活用実例と課題を共有し、質疑応答やパネルディスカッションを通じて解決策を議論できればと考えています。団体会員各社から紹介される最新ツールやソリューションの情報を交えて、自社の課題解決策を導き出すきっかけになれば幸いです。
団体会員様講演1 「SCSKが提供するトポロジー最適化ソリューション」
時間 10:40〜11:10
講師 SCSK株式会社    澤田 健 (サワダ タケル)氏
概要 トポロジー最適化とは、設計で使える空間にどのように材料を配置すれば最適な構造となるのかを明らかにする解析です。高い強度を保ったまま部品を軽量化することや、省スペースで高い放熱性能の部品を設計する等、相反するトレードオフ性能を両立させつつ、これまでの発想からは生まれなかったような構造を得ることができます。
本講演では、独自の流体解析ソルバとトポロジー最適化技術により、従来手法の10〜1000倍の高速化を実現したSaaSツールToffeeXの事例と、設計が困難とされる応力低減と軽量化ニーズを両立するADVENTUREClusterの構造最適化事例をご紹介します。
団体会員様講演2
(オンライン形式)
「設計者CAE、活用のための再構築」
時間 11:10〜11:40
講師 サイバネットシステム株式会社   栗崎 彰 氏
概要 設計者のCAE活用とその教育方法は、設計者がCAEを使うようになってからほとんど変わっていません。
CADは軽々とキャズムを超えましたが、CAEは未だキャズムを超えられていません。CAEの活用方法が変われば、
教育方法もまた変わります。
本講演では、解析専任者の持つべきスキル、設計者との関わり方、CAE教育のあり方などについて解説します。 
大学紹介 「大阪成蹊大学データサイエンス学部紹介」
時間 12:40〜13:00
講師 大阪成蹊大学 データサイエンス学部 学科長 小山田 耕二 氏
概要 大阪成蹊大学は、西日本の私立大学として初となるデータサイエンス学部を2023年4月に開設しました。AI・データを使って社会の問題を解決する人材を育成することにより社会に貢献することを理念・ミッションとしています。大阪成蹊大学データサイエンス学部を紹介します。
事例講演1 「椿本チエインにおけるCAE技術構築と普及への取組」
時間 13:00〜13:45
講師 株式会社椿本チエイン 川嶋 俊一 氏
概要 当社では社内の製品設計・生産技術に対して、CAE技術の適用を進めている。
設計者がCAEを活用して課題解決を図る一方で、対応困難な課題は本社部門のCAE組織が技術構築を行い、設計部署へ展開している。
設計者へのCAEの展開にあたってはソフトウェアのライセンス制約と社内体制が課題と考えている。
これらの課題に対して、オープンソースCAEの導入と解析環境・教育整備を進めており、その内容を紹介する。
事例講演2 「三ツ星ベルトにおける設計者CAEへの取組み」
時間 13:45〜14:30
講師 三ツ星ベルト株式会社  村吉 浩明 氏
概要 当社では、設計者が自らCAEを行う体制を整え、開発効率の向上とコスト削減を目指しています。
本講演では、特にFEM技術に焦点を当て、教育やワークショップを通じた設計者のCAE技術力向上への取り組みについてご紹介します。
また、FEM技術の伝承や水平展開を目指した体制構築やコミュニティ形成についてもお話しします。
基調講演 「設計実務におけるCAEの活用」
時間 14:50〜15:40
講師 嶌中デザインアンドコンサルティング   嶌中 祐仁 氏
概要 CAE技術者にとって、成果物の納品先となることの多い設計者の実務を理解することは、成果物の質の向上に直結するのではないでしょうか。私自身の設計実務の経験をもとに、「設計とは何をすることであるのか」を、一般論に加え、経験と私見を交えて紹介します。また、設計実務にCAEを活用した事例を数例紹介して考察し、設計者がCAEを使用する意図や、設計視点でのCAEの価値を明らかにします。
話題提供  時間 15:45〜16:05
講師 アステロイドリサーチ株式会社  安武 健司 氏
「サロゲートモデルの設計解の妥当性の検証方法の提案 〜ICパッケージの放熱設計問題の事例〜」
概要  サロゲートモデルは各種CAEシステムにも実装されるようになり、一般の設計者が活用するようになっている。
しかしながらサロゲートモデルの提示する設計解の妥当性の検証が困難という問題点がある。
また一般の設計者が使いこなせるようになるための教育方法および内容についても現場での試行錯誤が続いている状況である。
そこで本稿ではサロゲートモデルの設計解の妥当性を検証する方法を実例に基づいて解説するとともに、
サロゲートモデルを使いこなすための教育内容について提案する。
話題提供  時間 16:05〜16:25
講師 大阪成蹊大学 データサイエンス学部 学科長 小山田 耕二 氏
「PINNsによるサロゲートモデルの物理的妥当性の担保」
概要 講演では、複雑なシミュレーションの計算時間を大幅に短縮するサロゲートモデルにおける物理的妥当性を担保するためのPINNs(物理情報に基づくニューラルネットワーク)の活用について紹介します。具体的には、1.データ駆動型サロゲートモデルにPINNsを装着し、精度向上を図る手法、
2.実験データから物理モデルを導出し、物理的制約を組み込んだモデル化を行う手法
について説明します。設計業務における実践的な利点と課題に触れつつ、技術者の業務効率向上に資する情報を提供します。
パネルディスカッション  時間 16:25〜17:15
テーマ サロゲートモデル活用の課題と対応策
概要 サロゲートモデルとは、実験結果やシミュレーション解析の結果をもとに設計条件と評価結果の関係を近似的に表現するモデルであり、複雑なシミュレーションの計算時間を大幅に短縮する成功事例が報告されています。一方で、サロゲートモデルの精度はモデル化に使用するデータの品質や範囲に依存し、モデルの物理的な意味や結果の解釈が難しいという側面もあります。
パネルディスカッションではサロゲートモデルの設計業務への活用に焦点を当て、メリットと課題および対応策について議論します。
【パネリスト】
嶌中デザインアンドコンサルティング 嶌中 祐仁 氏
株式会社椿本チエイン 川嶋 俊一 氏
三ツ星ベルト株式会社 村吉 浩明 氏
大阪成蹊大学  小山田 耕二 氏

【モデレータ】
株式会社椿本チエイン 平井 晶 氏
交流会 時間 17:30〜19:00 
時間割 参照ください。   
団体会員様
展示
dotData, Inc 設計・開発プロセスにおいて新たな気づき(因子)の発見リードタイム短縮に貢献するAIのご紹介
公益財団法人計算科学振興財団 FOCUSスパコンと2024年秋各種イベントのご案内
SCSK株式会社 ・ADVENTURECluster ToffeeX  ・DEフォーラム
株式会社インサイト LLM / プロンプトエンジニアリングの計算力学への応用
講演資料     ※ 資料がダウンロードできない場合の対策:Popup 

 注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。 
団体会員様講演1 SCSK株式会社    澤田 健氏 Doc
団体会員様講演2 サイバネットシステム株式会社  栗崎 彰 氏 Doc
事例講演1 株式会社椿本チエイン 川嶋 俊一 氏 Doc
事例講演2 三ツ星ベルト株式会社  村吉 浩明 氏 Doc
基調講演 嶌中デザインアンドコンサルティング   
嶌中 祐仁 氏
 
Doc
話題提供1 アステロイドリサーチ株式会社  
安武 健司 氏
 
話題提供2  大阪成蹊大学  小山田 耕二 氏  Doc
団体会員様
配布資料
 
株式会社フォトン PHOTO-Series
PHOTO-WAVE
PHOTO-EDDY
PHOTO-MAG
PHOTO-VOLT
PHOTO-GRADE
Doc
日本テクノフォート株式会社 CAE活用支援サービスのご案内 Doc
公益財団法人計算科学振興財団 FOCUSスパコンと2024年秋 各種イベントのご案内 Doc
株式会社インサイト 参加無料
オンラインセミナー
AIに仕事をさせたい!
Doc
日本マイクロソフト株式会社  AIxクラウド活用で、製品開発の”高速化”と”プロセス
革新”を実現
Doc 
参加費用 第96回関西CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
   ・一般     :2,000円(税込)
   ・学生会員  :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
            :2,000円(税込)
■CAE懇話会個人会員外
   ・一般     :3,000円(税込)
   ・学生/院生:1,000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
 申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、10月4日(金)までに
個人会員登録申請
を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。
交流会 交流会参加費用: 2,000円(税込み)
参加申込 申し込みは終了しました。
参加条件 1.開催日の2日前まで(10月9日(水)17時まで)に申し込みを完了されていること。
  参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。

2.オンライン参加の場合:
(1)参加は個人単位であること。
  複数人での視聴は、禁止であること。
  同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
  1人1端末でのアクセスとすること。

(2)講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。

(3)参加されるときに使用されるPCにカメラを接続され、当日の受付時にカメラ接続すること。
  スマホでの参加も可能ですが、その場合も当日受付時に、カメラ接続すること。
  受付時に、カメラで確認させていただきます。

(4)当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
  ログイン名に氏名を日本語で記入すること。

3.参加者リスト(お名前と所属)を、講演資料と同様にパスワードをつけて、配布することに同意いただけること

4.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。
資料
(注1)
配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。
なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。

当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。
備考 1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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