第4回関東CAE懇話会(2004年7月10日)
テーマ  「ロバスト・最適設計」
日時 2004年7月10日(土) 10:30-18:40
場所 東京大学 駒場Uキャンパス 生産技術研究所
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 構内地図路線地図
受付  10:00 受付開始 生産技術研究所 D棟6階 に受付があります。
交通 井の頭線駒場東大前駅より徒歩10分、池の上駅より徒歩10分、小田急線/営団地下鉄千代田線 代々木上原駅より徒歩12分、東北沢駅より徒歩7分
(※土曜日のため、正門以外の門が閉まっています。正門からお入りくだ さい)
基調講演
15:30〜16:30
ファナック株式会社 代表取締役社長 稲葉 善治 様 
「工場の知能化 ーー現在そして未来ーー]
近年,センサ技術,電子技術等の急速な発展により,産業用ロボットの知能化が大幅に進み,この知能ロボットを中核とする生産システムが抜群の国際競争力を発揮しつつある。本講演ではその現状と未来を紹介する。
講演

□「航空機の多目的最適設計を目指して」
講師  東北大学流体科学研究所 教授 大林 茂 様
時間 13:00〜14:00(定員 90名)
概要:CAEの分野では設計を志向した最適設計法にも興味が寄せられているが、単純に最適化を適用してもその場限りの改善にとどまり、事例の蓄積にはなっても知識の蓄積にはつながらないことが多い。ここでは、航空分野での最適化を例に、多目的最適化を行うことで設計空間に関する情報をデータマイニングし、知識の発見につなげようという試みを紹介する。

□「ターボ機械の空力形状最適化:企業における実際と課題」
講師 株式会社日立製作所 機械研究所 杉村 和之 様
時間 14:00〜15:00(定員 90名)

概要
:ひとえに形状最適化技術といっても、その範疇は多岐にわたる。最適化設計を成功させるためには、利用できるシミュレーション手法、最適化手法、コンピュータリソース等を総合的に考慮しながら、設計問題を位置づけし、適切な手法を選択することが重要である。また最適設計は一回やって終わりではなく、繰り返し行うことで、 設計問題に対する理解が深まり、本当の意味で強力なツールとなる。 本講演では、このような視点に基づいて適用を促進している ターボ機械の形状最適化事例の紹介を行うとともに、今後ブレイクスルーが必要な技術について概観する。
技術講習会 □ 「CAE技術者の為の最適化・ロバスト設計入門と適用成功へのヒント」
講師 エンジニアス・ジャパン株式会社 工藤 啓治 様
時間 10:30〜12:00(定員 90名)
概要 :最適化やロバスト設計による成果を挙げるには、”最適化”という言葉が喚起する先入観・偏見・過度な期待を取り除くことが、実は一番大切なことです。アルゴリズムは難しいですが、最適化なりロバスト設計なりの考え方は至って簡単です。アルゴリズムの説明は行いませんし、数式も出しません。初心者からマネージャの方々まで、適用するための考え方を中心に、最新動向や事例も交えながら、事前勉強全くなしでもご理解いただけるように丁寧に説明いたします。
□ 「最適化手法の体系と用語解説」
講師 茨城大学 宮下 朋之 様
時間 13:00〜14:00 (定員 30名)
概要 :設計の最適化は問題の定式化及びその問題を解く手法を選択し実行することができる。近年ではいくつかのソフトウエアにより実用に供されている。ここでは、最適化の基礎として、理解しておくべき基本的な用語を解説した後に、問題に則した定式化について紹介する。さらに、デモンストレーションを交え最適化手法の特徴を解説・体系化し、手法選択のための理解を深めることを目的とする。
□「シミュレーションと品質工学の融合による開発設計の効率化」
講師 コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社 高木 俊雄 様
時間 14:00−15:00(定員 30名)

概要 シミュレーション技術は、開発設計期間の短縮と試作費用の削減に威力を発揮し、企業や研究機関での活用がますます活発化している。しかし、現状のシミュレーション技術では計算結果が実物データと必ずしも合致しない、ということがあり、実務担当の技術者にとっては頭の痛い問題となっている。 品質工学との融合は、その問題に対して、一つの回答を示すものであり、現状でのシミュレーション技術を有効に活用する方法を提示している。 講演では、そのポイントについて事例も交えて説明する。
□ 「CAE経営塾」
講師 CAE懇話会 田中 豊喜 様
時間 10:30〜12:00 (定員 15名)
概要:バブル崩壊後、失われた10年と言われ、長期化する不況のなかでも、「日本の技術と日本的経営」を守り,史上最高の利益を上げた会社がある(ex. トヨタ、キャノン)。 今こそ、日本人は原点に戻って「日本の技術と日本的経営」について学び、自信を持つべきである。 「日本の技術と日本的経営」について、歴史的視点とアメリカとの比較に焦点を絞り、強さ・弱さの源泉を探る。
資料展示

CAE懇話会団体会員企業の資料展示を設けます。最新の情報収集にお役立てください。

交流会 時間:16:40−18:40
パネルディスカッション:「ロバスト設計におけるCAEと品質工学の融合」
時間割 こちらを参照ください。  
参加費用 ■第3回関東CAE懇話会 参加費用
  □CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
      ・一般:2000円   ・学生/院生:1000円
  □CAE懇話会非個人会員
      ・一般:3000円   ・学生/院生:2000円

※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となりCAE懇話会個人会員への登録は当日受付でも行えますが、できるだけ事前に申し込みをお願いします。
こちらからお申し込みください。
申し込み 終了しました。
昼食 当日は休日のため、構内の食堂は営業していません。学外の飲食店でお取りいただくか、あるいは弁当等をご用意ください。
備考 内容については、予告なく変更される場合があります。
最新情報は本ページでご確認ください。