第7回関東CAE懇話会(2006年1月20日)
テーマ  CAEの基礎を学ぶ
日時  2006年1月20日(金) 10:00〜19:30
場所  早稲田大学 大久保キャンパスhttp://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html
  大会場: 55号館 N棟 1階 大会議室
  小会場: 55号館 N棟 1階 第1会議室
受付  9:30受付開始 大会場(55号館 N棟 大会議室)前 踊り場にて
交通 JR、地下鉄、私鉄各線高田馬場駅もしくは新大久保駅より徒歩約10分。
 http://www.sci.waseda.ac.jp/campus-map/

<おすすめルート(地図)>
高田馬場駅からご来場の方
 JR山手線および西武新宿線高田馬場駅ご利用の方は、早稲田口(北口)の改札をご利用ください。
改札を出て右に向かって早稲田通りを直進し、「馬場口」の交差点で右折してください。
そのまま明治通りを新宿方面へ直進すると、右手に早稲田大学大久保キャンパスの「明治門」がございます。
明治門の目の前の建物が会場となっております。

■新大久保駅からご来場の方

 JR山手線新大久保駅の改札を出て右に向かって大久保通りを直進し、「大久保2」の交差点で左折してください。
そのまま明治通りを池袋方面へ直進すると、左手に早稲田大学大久保キャンパスの「明治門」がございます。
明治門の目の前の建物が会場となっております。

■バスをご利用の方

 高田馬場駅からバスをご利用の方は、九段下行(系統名:高71)にご乗車いただき、「都立障害者センター前」でお下りください。
早大正門行(系統名:学02)は別のキャンパス行きのバスですので、ご乗車にならないようご注意ください。  
基調講演 「先端研究と基礎技術」
 講師: 京都大学 教授 小寺 秀俊 様
 時間: 16:10〜17:10(60分)
 概要:
最先端の技術開発および研究開発の現場では、複合・融合領域の重要性が強く、より高度なかつより複雑な技術・理論の研究開発とその利用がなわれています。
しかし、あるとき旧来の技術だと自分が置き去りにしてきた技術や理論がそのような最先端の領域で使われることを、まったく異なる技術分野の人から教えられることがあります。
このように、技術の最先端を追い求めるときも、基礎技術および基盤技術というものの重要性に気づくことが多く、そのような観点から研究開発を見直すと面白いことがたくさんありますので、先端研究の中で気づいたいくつかの事例を紹介したいと思います。
技術講演 <講演1> 「CAE,計算するのはコンピュータ,考えるのは人間」
 講師: 日産自動車株式会社 屋代 春樹 様
 時間: 12:50〜13:50(60分)
 概要:
計算機の飛躍的な性能向上により、詳細なモデルの構造解析が現実的に行われている。詳細なモデルゆえに計算精度も高くなり、自動車の設計における CAE の市民権はゆるぎないものとなっている。講演者はその黎明期に、 CAE に関った。市民権が得られていない当時、計算結果に対する他者の信用は薄く、信用を得るには結果に対して自分自身が納得することが最も重要であった。古い計算結果をベースにその過程を述べて少しでも皆さんの役に立てればと思います。
<講演2> 「MBD(Multi Body Dynamics)の基礎」 
 講師: いわき明星大学 教授 清水 信行 様
 時間: 13:50〜14:50(60分)
 概要:
近年、マルチボディダイナミクス(Multi Body Dynamics 、略してMBD)が急速に発展しています。MBDとFEM(有限要素法) の融合化も進んでいます。今回は、MBDの基礎として、従来のFEMとの顕著な違いである拘束式を中心にMBDとは何か、FEMとの共通点と相違点はなにか、などについて説明します。大きく運動しながら振動するような対象物を解析するには柔軟MBDの適用が必要です。これについても簡単にその考え方を説明します。
 資料: MBDの基礎.pdf 、マルチボディダイナミクスの紹介.pdf
(当講演をお申し込みの皆様へパスワードをご連絡します。)
<講演3> 「流体関連振動解析の基礎」
 講師: 株式会社東芝 横野 泰之 様
 時間: 15:00〜16:00(60分)
 概要:
流れによって引き起こされる構造物の振動,すなわち、流体関連振動は風による橋やビルなどの建築物の振動、航空機翼のフラッタリング、あるいは原子力機器など様々な分野にて見られる現象である。ここでは、このような流体関連振動を解析するアプローチとして、ガスタービン翼のフラッタ問題を事例とし、移動座標系による非定常流体解析を紹介する。特に、流れの詳細な流れの非定常現象に着目した連成振動について説明する。
講習会 「連続体力学の基礎」
 講師: 横浜ゴム株式会社 小石 正隆 様
 時間: 10:00〜12:00(120分)
 概要:
ABAQUSなど商用の非線形FEMソフトのマニュアルを見ていて「変形勾配(deformation gradient)」などの用語に出くわして挫折した経験はありませんか?単なる用語解説ではなく、幾何学的非線形の基本である「変形」について、具体的な事例を通して理解を深めたいと思います。また、代表的なひずみと応力についても触れる予定です。
 資料: 連続体力学の基礎.pdf (当講演をお申し込みの皆様へパスワードをご連絡します。)
「武士道と経営」
 講師: CAE懇話会 理事長 田中 豊喜 様 
 時間: 10:00〜12:00(120分)          定員:20名
 概要:
20世紀の日本型経営システムは、組織の集団パワーによる改良型・量産型生産技術をもとに成功したが、バブル崩壊とともに、アメリカ型経営システムに後塵を拝した。今後の日本型経営システムは、武士道がキーワード。
自己を磨き、自己を高め、義(人の道)のためには仁(慈悲の心)、礼、勇を持って果敢に(命を懸けて)挑戦する武士道精神が企業戦士に必要。
経営者は孤独で難しい決断には死生観の境地。武士道は国際的にも評価され日本人の強みであり、ビジネスに活かすべき。

参加前提条件:CAE懇話会個人会員であること。
※CAE懇話会個人会員への登録は当日受付でも行えますが、できるだけ事前に申し込みをお願いします。
交流会  時間: 17:30〜19:30(120分)
<ゲスト講演>「『耳』が捉えるもの」
講師:民俗情報工学研究家
    株式会社計算流体力学研究所
    井戸 理恵子 様
時間: 17:30〜18:10(40分)
概要:
目は閉じることができるが、耳は閉じることができない。それだけに耳はストレスを多く感じているのではないか?
ストレスの要因、対策を論じる場合、音が重要なファクターと考えられる。
時代は”消音”でなく”快音”を要求している。
民俗情報工学の観点から、耳に心地よい快音の仕組みを流体力学現象として捉える可能性について語ってみたい。
時間割   こちらを参照ください。
参加費用  ■第7回関東CAE懇話会 参加費用
  □CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
      ・一般:2000円   ・学生/院生:1000円
  □CAE懇話会非個人会員
      ・一般:3000円   ・学生/院生:1000円
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください 。
  請求書による振込みを希望される場合は、CAE懇話会事務局まで事前にご連絡ください。

 個人会員へのお申込みはこちらより承ります。
 ☆CAE懇話会個人会員への登録は当日受付でも行えますが、できるだけ事前に
   申し込みをお願いします。
 ☆個人会員の年会費は、振込みでお願いします。当日受付ではお支払いいただけ
   ませんのでご了承ください。
申し込み   WEBからのお申し込みは締め切りました。
  申し込みがまだの方でもご参加を希望される場合には、当日の受付へ直接お越しください。
備考   内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。

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