第104回関西CAE懇話会
(会場対面形式/オンライン形式) |
| テーマ |
ディープラーニングとCAE(第9回)
〜生成AIとCAEの融合による新たな製品開発・生産プロセスを目指して〜 |
| 日時 |
2025年11月28日(金)11:00〜19:30 |
| 場所 |
NLC新大阪ビル 地下1階会議室
大阪市淀川区西中島5−9−5
■アクセス

【地下鉄】 御堂筋線「西中島南方」駅 : 徒歩5分
【J R】 新大阪駅 : 徒歩10分
【私 鉄】 阪急電車「南方」駅 : 徒歩6分 |
| 定員 |
70名(会場)、100名(オンライン)
|
オンライン
会議 |
WebexによるWeb会議で参加できます。
事前にWebexのテストを希望される場合は、申込の時に連絡事項にその旨記載ください。 |
| 受付 |
10:30 受付開始 |
| 団体会員様講演1 |
「3次元形状認識AIのCAE活用について」 |
| 時間 |
11:00〜11:30 |
| 講師 |
インテグラル・テクノロジー株式会社 代表取締役 西浦 光一 氏 |
| 概要 |
3次元形状認識AIのSHINRA4のCAEモデリングへの適用について事例を交えながら説明する。事例では、当社製メッシュ生成ソフトウエアへの応用やメッシュ生成・実用事例を数例交えながら、AIでしかできなかったことを説明する。 |
| 団体会員様講演2 |
「生成AIの標準プロトコルとマルチエージェントに関わる動向と実装実績」 |
| 時間 |
11:30〜12:00 |
| 講師 |
株式会社インサイト 代表取締役 三好 昭生 氏 |
| 概要 |
AnthropicのMCP (Model Context Protocol)については、実装実績について報告する。マルチエージェントについては、動向調査結果とGoogleのA2A(Agent2Agent
Protocol)の実装実績について、現状を報告する。 |
| 趣旨説明 |
「生成AIとCAEの融合による新たな製品開発・生産プロセスを目指して」 |
| 時間 |
13:00〜13:30 |
| 講師 |
ダイキン工業株式会社
テクノロジー・イノベーションセンター シニアスキルスペシャリスト
平野 徹 氏 |
| 概要 |
一昨年の「ディープラーニングとCAE(第7回)」で紹介したAlphaFold2が昨年のノーベル化学賞を受賞し、ディープラーニングとCAE(計算力学)の融合の顕著な例として昨年の「ディープラーニングとCAE(第8回)」でも取り上げた。昨年は〜生成AIの最近の発展と、CAEとの融合による拡張デジタルツインを目指して〜と題して人の不確かさと知識を取込んだ拡張デジタルツインを定義し、生成AIの急速な進展と新たなCAEとの融合モデルを提示した。本年はさらにこれを進め、〜生成AIとCAEの融合による新たな製品開発、生産プロセスを目指して〜と題し関連した講演を集めた。一つは非線形材料物性のデジタルツインと題し最新の研究を取り上げ、さらにジェネレーティブ・デザインの新しい流れを紹介頂き、知識や創造性の獲得・生成の枠組みに関連して欧州が先行する知識グラフとLLM基盤モデルの融合(デジタル製品パスポート)についての詳細と、今後の概念設計プロセスにおける知識の形式化と設計概念生成に繋げるAIアプローチに関してご紹介頂き、議論を進めたい。 |
| 技術講演1 |
「能動的機械学習とハイスループット第一原理計算による
データ駆動型非線形材料物性のデジタルツイン構築」 |
| 時間 |
13:35〜14:05 |
| 講師 |
京都大学工学研究科 機械理工学専攻物性工学講座 助教
見波 将 氏 |
| 概要 |
近年、強誘電体セラミックスにおける大変形領域で特異な電気機械機能が発現することが明らかになり、注目を集めている。 しかし、この大変形領域では非線形的な電気-機械応答が支配的となるため、従来の線形構成式では十分に記述できない。
本講演では、非線形構成式の提案に向けて、ハイスループット第一原理計算、機械学習、および能動学習を統合した高効率材料物性予測フレームワークを紹介する。
本手法により強誘電体PbTiO3の圧電応答を最大化するひずみ条件の探索に成功した結果を示すとともに、6成分ひずみ空間における非線形構成式の構築へ向けた展望について述べる。 |
| 技術講演2 |
「かたちの交叉による進化的ジェネレーティブデザイン」 |
| 時間 |
14:10〜14:40 |
| 講師 |
大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻 准教授
矢地 謙太郎 氏 |
| 概要 |
本講演では、多様な設計代替案の創出により工学設計を支援するジェネレーティブデザインの基本的な考え方をはじめに解説する。その上で、深層生成モデルや最適輸送理論に基づく「かたちの交叉」により設計解空間を探索する新しい進化的ジェネレーティブデザインの枠組みについて述べる。また、得られた最適形状を滑らかにCADモデルへ自動変換する最新の研究動向を紹介し、設計現場への実装可能性について展望する。 |
| 休憩 |
【休憩:展示団体会員様によるショートプレゼンテーション】 |
| 時間 |
14:40〜15:00 |
| 特別講演 |
「製品設計・製造におけるもう一つのAI 〜欧州発のデジタル製品パスポートとは〜」
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| 時間 |
15:00〜16:00 |
| 講師 |
三菱重工業株式会社
デジタルイノベーション本部DI戦略企画部、国際標準戦略
タスクフォース長 苑田 義明 氏
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| 概要 |
脱炭素や循環経済などへの対応をはじめとして、製品・サービスへの要求高度化にともない、「ゆりかごから墓場まで」のライフサイクル全体を通して膨大なデータが日々生成される一方、その利活用が思ったほど進まず深刻な課題となっている。その対策としてデータの意味的相互運用性の重要性が理解され、基盤技術として「もうひとつのAI」であるオントロジー技術とその国際標準化を通した激しい覇権争いが展開されている。本講演では、デジタル製品パスポートの国際展開をユースケースとして、デジタル経済圏の台頭とブロック経済圏化の状況を紹介する。
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| 基調講演 |
「モデルベース設計における知識の形式化と、設計概念生成支援に繋げるAI」 |
| 時間 |
16:05〜17:05 |
| 講師 |
大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻 准教授
野間口 大 氏
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| 概要 |
生成AIを設計に活用する際の最大の課題は,設計プロセスで利用される知識の多くが暗黙的であり,十分に形式化,構造化されていないために,AIによる学習や支援に直接結びつきにくい点にある.本講演では,CAEを基盤とするシステム設計の枠組みであるモデルベース設計を対象として,そのプロセスに内在する知識を構造化するための取り組みを紹介する.さらに,設計論の観点から,生成AIを設計概念の創出や発想支援へと展開するための展望を述べる. |
クロージング・会場撤収・
移動 |
時間 |
17:10〜17:40 |
| 交流会 |
時間 |
17:40〜19:30 |
| 場所 |
(別会場) |
| 時間割 |
参照ください。  |
団体会員様
展示 |
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DEP Japan株式会社
次世代CAEプラットフォームDEP MeshWorks |
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dotData Japan
dotData AIによる特徴量自動設計 |
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株式会社インサイト
MCP利用の cae デモ |
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公益財団法人計算科学振興財団
FOCUSスパコンと「富岳」活用支援「スマートFUGAKU」 |
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株式会社アテス
Total Materia材料データプラットフォーム |
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オープンアイティ・ジャパン合同会社
CAEコスト低減と業務生産性の向上を両立 「Open iT」 |
| 講演資料 |
※ 資料がダウンロードできない場合の対策:
注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。 |
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団体会員様講演1:インテグラル・テクノロジー株式会社 西浦 光一 氏
「3次元形状認識AIのCAE活用について」
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団体会員様講演2:株式会社インサイト 三好 昭生 氏
「生成AIの標準プロトコルとマルチエージェントに関わる動向と実装実績」
(1MB) |
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趣旨説明:ダイキン工業株式会社 平野 徹 氏
「生成AIとCAEの融合による新たな製品開発・生産プロセスを目指して」
(6MB) |
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技術講演1:京都大学 見波 将 氏 「能動的機械学習とハイスループット第一原理計算による
データ駆動型非線形材料物性のデジタルツイン構築」
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技術講演2:大阪大学 矢地 謙太郎 氏
「ジェネレーティブデザインの新しい流れ」
(21MB) |
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特別講演:三菱重工業株式会社 苑田 義明 氏
「製品設計・製造におけるもう一つのAI 〜欧州発のデジタル製品パスポートとは〜」
(16MB) |
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基調講演:大阪大学 野間口 大 氏
「モデルベース設計における知識の形式化と、設計概念生成支援に繋げるAI」
(17MB) |
団体会員様
配布資料 |
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株式会社フォトン |
PHOTO-Series
PHOTO-WAVE
PHOTO-EDDY
PHOTO-MAG
PHOTO-VOLT
PHOTO-GRADE |
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オープンアイティ・ジャパン合同会社 |
LicenseAnalyzer
技術系ソフトウェア・ライセンスの管理を容易にする |
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公益財団法人
計算科学振興財団 |
2025年度FOCUSスパコン 「富岳」活用支援サービス スマートFUGAKU |
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日本テクノフォート株式会社 |
ゴム解析支援サービスのご紹介 |
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株式会社インサイト |
Meshman_Particle Packing ver2.6 |
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日本マイクロソフト株式会社 |
設計解析領域におけるクラウドエンジニアリングとAI活用 |
| 参加費用 |
第104回関西CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
・一般 :2,000円(税込)
・学生会員 :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
:2,000円(税込)
■CAE懇話会個人会員外
・一般 :3,000円(税込)
・学生/院生:1,000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
■交流会参加費用: 4,000円(税込)
■会場でのお支払いはできません。事前に振り込みあるいは請求書によるお支払いをお願いいたします。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、11月21日(金)までに
個人会員登録申請を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
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| 参加申込 |
事前申し込みは終了しました。 |
| 参加条件 |
1.開催日の3日前まで(11月25日(火)17時まで)に申し込みを完了されていること。
参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。
2.オンライン参加の場合:
(1)参加は個人単位であること。
複数人での視聴は、禁止であること。
同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
1人1端末でのアクセスとすること。
(2)講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。
(3)参加されるときに使用されるPCにカメラを接続され、当日の受付時にカメラ接続すること。
スマホでの参加も可能ですが、その場合も当日受付時に、カメラ接続すること。
受付時に、カメラで確認させていただきます。
(4)当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
ログイン名に氏名を日本語で記入すること。
3.参加者リスト(お名前と所属)を、講演資料と同様にパスワードをつけて、配布することに同意いただけること
4.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。 |
資料
(注1) |
配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。
なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。
当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku5@cae21.org)までご連絡ください。 |
| 備考 |
1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。
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