第36回東北CAE懇話会
(会場対面形式/オンライン形式) |
共催 |
TOLIC(東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター)
公益財団法人いわて産業振興センター
株式会社イーハトーブ・スクエア
INSデジタルエンジニアリング研究会 |
テーマ |
「ヘルステックとCAE」
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日時 |
2025年10月17日(金)13:00〜17:00 |
場所 |
会場: ヘルステック・イノベーション・ハブ
〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡2丁目4-23

オンライン会議:
Webexを使用します。
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定員 |
50名(会場)、50名(オンライン) |
オンライン
会議 |
WebExを使用します。はじめて使用される方、あるいは事前テストを希望される方は、申込時に”事前テスト希望”と記載ください。 |
開催趣旨 |
このセミナーは、「ヘルステックの進化を加速するCAEの可能性」を核として開催します。
近年、高齢化社会の進展や生活習慣病の増加に伴い、健康寿命の延伸や医療費の適正化が喫緊の課題となっています。このような状況下で、デジタル技術を活用したヘルステックの重要性が増しており、その開発プロセスにおいて、設計段階での性能予測、安全性評価、最適化を可能にするCAE技術への期待が高まっています。
本セミナーでは、ヘルスケア分野における課題解決のためのCAEの具体的な活用方法、最新の解析事例、そして両分野の融合によって生まれるイノベーションの可能性について深く掘り下げます。
参加者の皆様には、ヘルステックとCAEが互いに連携し、未来の医療や健康をどのように変革していくのか、その一端を感じていただき、今後の研究開発や事業展開のヒントを得る機会を提供したいと考えております。 |
受付 |
12:30 受付開始 |
会長挨拶 |
「趣旨説明」 |
時間 |
13:00〜13:10 |
講師 |
東北CAE懇話会会長 / 株式会社アルゴグラフィックス 木下 佳久氏 |
特別講演1 |
「人との交流とカンファレンスの意味(設立25周年を迎えたCAE懇話会のこれから)」 |
時間 |
13:10〜13:50 |
講師 |
国際高等研究所 副所長 、京都大学名誉教授・特任教授、 大阪大学 特任教授
小寺 秀俊 氏 |
概要 |
誰もが「勉強」と言う単語を聞くと、「あー嫌だな」「何のためにするのかな?」と思ったことがあると思います。自身「何のために勉強するのか?」「勉強とは何か?」と子どもの頃いつも考えていました。子供に聞かれた時、あなたは何と答えますか?AIに聞いてみると「自己成長・能力向上・将来の選択肢を広げるため,知識やスキルを身につけ、困難を乗り越える力を養い、自分の可能性を広げるため」と出てきます。この言葉を子供に言っても分からないですよね。子供が生まれて成長する際、必ず「これ何」「どうして」と聞きます。また、自転車に乗れるようになるために、練習します。練習は野球やサッカーやテニスといったスポーツでは基本ですよね。スポーツでは基礎体力づくりも必要です。また、試合の前には以前の試合等を見て同じ間違いや失敗をしないように、さらに戦略・戦術を検討します。すなわち、勉強とは、「これ何」「どうして」を知ることから始まり、何かをするための基礎体力づくりと反復の練習と予測によりこれまでできなかったことをできるようにたるためにすることと言えます。 |
講演1 |
「デジタルツインを活用した歯科教育システムの開発」 |
時間 |
13:50〜14:20 |
講師 |
岩手大学 理工学部 理工学科 機械知能航空コース 教授 佐々木 誠 氏 |
概要 |
現実空間と仮想空間を融合し,様々なシミュレーションを行うデジタルツイン技術は,産業界だけでなく,歯科教育現場においてもニーズが高まっている.本講演では,デジタルツインによる歯科教育システムの開発事例として,(1)口腔内スキャナー(IOS)による歯列のデジタル化を仮想空間で再現し,質と量の両側面でIOS操作のスキル習得を支援する訓練システム,(2)離散要素シミュレーションとAIを組み合わせて要介護高齢者の歯列形態に最適な介助歯磨き動作を自動生成し,XR技術によりお手本動作を教示する訓練システムについてそれぞれ紹介する. |
講演2 |
「骨折CT画像からの半自動骨整合およびカスタム型骨折プレートデザインシステムの研究開発」 |
時間 |
14:20〜14:50 |
講師 |
株式会社アイプランツ・システムズ 代表取締役 土井 章男 氏 |
概要 |
整形外科の医療現場において,骨折手術中に患者に適合したプレートデザイン決定を行う時間がボトルネックになっている。このため,患者のCT画像から半自動的に骨折部位を抽出・整合データを作成し,医師自身が簡単にプレートデザインを行えるシステム開発が求められている。今回は17症例の骨折CT画像に対し,互いに空間的に離れた骨折部位をメッシュ化し,ICP法を用いることで骨折部位の自動整合を実施した。更に,整合後のメッシュをボクセル画像化し,プレートデザイン・配置・応力解析・プレート出力の一連の作業が簡単に行える術前計画支援システムを研究開発した。 |
講演3 |
「深層学習による高速血流場推定の開発」 |
時間 |
15:10〜15:40 |
講師 |
東北大学流体科学研究所 流動創成研究部門
生体流動ダイナミクス研究分野 准教授 安西 眸 氏 |
概要 |
疾患と血流場の関連性を疫学的・医療統計的に解析するには、多数の実患者データに対する血流解析が不可欠である。しかし、従来の数値流体力学(CFD)に基づく血流解析では、膨大な前処理作業や計算時間が必要であり、大規模データベースへの応用には課題が残る。そこで本講演では、血管壁面形状の写像から血流場をパターン認識的に推定する、深層学習ベースの血流解析手法の開発について紹介する。 |
講演4 |
「流体システムの社会実装を実現するスマート生産」 |
時間 |
15:40〜16:10 |
講師 |
株式会社アイカムス・ラボ 開発部 主任技師 高橋 泰輔 氏 |
概要 |
本発表では、流体システムの社会実装を加速するためのスマート生産手法を紹介する。
3Dプリンタおよび低圧式成形機を活用し、1〜4週間/サイクルの迅速な試作・検証を可能にするAgile型開発プロセスを構築。ライフサイエンス分野における実用化を見据えた柔軟かつ高速なものづくりの事例と展望を示す。 |
講演5 |
「国民皆保険制度における医療機器イノベーション?東北大学バイオデザインフェローシッププログラムの挑戦?」 |
時間 |
16:10〜16:40 |
講師 |
東北大学病院 循環器内科 進藤 智彦 氏 |
概要 |
デザイン思考とは、アンメットニーズの特定から始まり、仮説検証、問題の再定義、そして反復的なソリューション開発へと繋げる、ユーザー目線のプロセスである。スタンフォード大学のバイオデザインプログラムは、臨床医、エンジニア、そしてビジネスプロフェッショナルがチームを組み、医療機器開発を短期間で体験する教育プログラムであり、シリコンバレーにおける多くの医療イノベーションの源泉となっている。一方、日本の国民皆保険制度(UHC)は、誰もが公平な医療へのアクセスを提供するが、その持続可能性を維持するためには、医療費の総額を一定範囲に抑える必要がある。東北大学ではデザイン思考を用いて、UHCが今日直面する主要な課題である医療費の高騰、超高齢社会における医療の持続性、限られたスタートアップエコシステム、自由診療、国際連携、イノベーション人材の不足などに取り組んでいる。本講演では、医療機器分野の起業家を育成するバイオデザインフェローシッププログラムを紹介したい。 |
特別講演2 |
「国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟におけるライフサイエンス研究基盤と将来展望」 |
時間 |
16:40〜17:10 |
講師 |
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門
宇宙環境利用推進センター 主任研究開発員 山ア 誠和氏 |
概要 |
国際宇宙ステーション(International Space Station: ISS)は、地上から約400km上空に計15ヶ国の国際協力によって建造された宇宙飛行士が滞在できる実験施設で、2011年に完成し、現在まで運用が継続されている。「きぼう」日本実験棟は、我が国が開発を担ったISSのモジュールの1つであり、生命科学や物質科学、科学観測などの宇宙実験を行うことができる。ISSの最大の特徴として、約10-4
x gの安定した微小重力環境が挙げられる。JAXAでは、「きぼう」を利用したライフサイエンスに関する宇宙実験を、動物培養細胞や植物を研究材料に用いて、細胞レベルと個体レベルでの重力影響や地上と比較して約100倍程度の高い宇宙放射線環境の生物影響を主な研究課題として、国内の研究者と共に実施してきた。本発表では、@これまで「きぼう」で実施してきたライフサイエンスに関する宇宙実験とAその実現のためにJAXAが開発してきた様々な実験システム、B実験の自動化の最近の取り組み、C最後に2030年のISS退役後のポストISSの現状について紹介する。
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交流会 |
時間 |
17:10〜18:10 |
場所 |
ヘルステック・イノベーション・ハブ内 |
参加費 |
1,000円)(消費税込み)が別途必要です。 |
宿泊 |
場所 |
いこいの村
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費用 |
15,450円(税込み)
会場(いこいの村)でお支払いください。
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申込期限 |
9月26日(金)に締め切ります。 |
時間割 |
参照ください。  |
講演資料 |
※ 資料がダウンロードできない場合の対策:
注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。 |
特別講演1:
「人との交流とカンファレンスの意味(設立25周年を迎えたCAE懇話会のこれから)」
国際高等研究所 副所長 、京都大学名誉教授・特任教授、 大阪大学 特任教授 小寺 秀俊 氏 |
(準備中) |
講演1:
「デジタルツインを活用した歯科教育システムの開発」
岩手大学 理工学部 理工学科 機械知能航空コース 教授 佐々木 誠 氏 |
講演2:
「骨折CT画像からの半自動骨整合およびカスタム型骨折プレートデザインシステムの研究開発」
株式会社アイプランツ・システムズ 代表取締役 土井 章男 氏 |
講演3:
「深層学習による高速血流場推定の開発」
東北大学流体科学研究所 流動創成研究部門 生体流動ダイナミクス研究分野 准教授 安西 眸 氏 |
講演4:
「流体システムの社会実装を実現するスマート生産」
株式会社アイカムス・ラボ 開発部 主任技師 高橋 泰輔 氏 |
講演5:
「国民皆保険制度における医療機器イノベーション?東北大学バイオデザインフェローシッププログラムの挑戦?」
東北大学病院 循環器内科 進藤 智彦 氏 |
特別講演2:
「国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟におけるライフサイエンス研究基盤と将来展望」
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門 宇宙環境利用推進センター
主任研究開発員 山ア 誠和氏 |
団体会員様展示 |
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団体会員様
配布資料 |
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参加費用 |
第36東北CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
・一般 :2,000円(税込)
・学生会員 :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
:2,000円(税込)
■CAE懇話会個人会員外
・一般 :3,000円(税込)
・学生/院生:1,000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
※ 会場でのお支払いはできませんので、事前に振込みいただくか、請求書による振込のいずれかでお支払いください。
※ 請求書および領収書について、PDFファイルをメールで送付します。
紙の書類の郵送は行いません。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、10月10日(金)までに
個人会員登録申請を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
参加申込 |
こちらから申し込みしてください。 
Google Formsから申し込みをお願いします。
PCでアクセスできない場合は、スマホでアクセスしてください。 
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参加条件 |
1.開催日の4日前まで(10月13日(月)17時まで)に申し込みを完了されていること。
参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。
(注: 宿泊申し込みは、9月26日(金)に締め切ります)
2.オンライン参加の場合:
(1)参加は個人単位であること。
複数人での視聴は、禁止であること。
同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
1人1端末でのアクセスとすること。
(2)講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。
(3)当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
ログイン名に氏名を日本語で記入すること。
3.参加者リスト(お名前と所属)を、講演資料と同様にパスワードをつけて、配布することに同意いただけること
4.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。 |
資料
(注1) |
配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。
なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。
当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jumukyoku5@cae21.org)までご連絡ください。 |
備考 |
1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。
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